お仕事日録

セラピー猫となったみおちゃん。ミッションを終えて。 

猫ちゃんのお火葬を受け賜わり、夜の公園にお引き取りに出向きました。

 

 

冬の夜です。公園の駐車場は車もまばら。到着して間もなくご依頼者さまにお会いすることが出来ました。ご依頼者はその猫ちゃんの飼い主ママさんでした。お連れいただいた猫ちゃんはキジトラの縞模様が美しい女の子、年齢は5歳から10歳くらいです。お歳が不確かなのは保健所から貰われてきた猫ちゃんだからです。

 

4、5年前になりますか、その当時、飼い主様のお母様はご病気の治療中でご自宅療養の一助になればと飼い主様は1匹の猫を保健所からお家に連れて来られたのです。その後、猫は「みお」と名付けられ 飼い主様宅の飼い猫となりました。保護猫から一転、神様から大きな使命をいただいたみおちゃん。それ以来、みおちゃんはセラピー猫としてお婆様のそばを離れずお婆様を見守り続けてきました。

 

令和4年の2月、お婆様は帰らぬ人となりました。飼い主様にとってはもちろんのこと、みおちゃんにとっても大変悲しい出来事でした。以降 みおちゃんは寂しい思いを抱えて生きていました。「おばあちゃまはどうしているのかしら」「お薬は飲んだかしら」お婆様への思いも尽きぬ日々が続きます。そして時は流れ、みおちゃんにもまた天国へと召される日が訪れようとしていました。

 

昨日。「おばあちゃまのそばに行く」そう心に決めたみおちゃんはお婆様の待つ天国へと旅立っていきました。みおちゃんが亡くなった理由もお婆様と同じ病気によるものでした。

 

みおちゃん。お婆様のお側でどうぞ安らかに。そしてお婆さまと一緒に地上のママを見守っていてね。

 

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弊社の「引き取り火葬」では個別、当日火葬を原則としています。ご返骨は当日、翌日を基本とし、ご指定日時がある場合はご相談くださいませ。