チワワのピース君が小さくなりました。(ご粉骨されました)
令和3年の9月に亡くなったチワワのピース君のお骨をパウダーに加工させていただくためピース君の飼い主様の妹様のお宅に伺いました。ピース君の飼い主様はペットの飼えない住居にお住まいなのでピース君を妹様のお家で預かってもらっていたのです。2年前のご葬送の際にも私どもは妹様のお家に伺いました。そこでお兄様である飼い主様と妹様にお立会いいただき、妹様のご自宅の近くの公園でピース君をお火葬させていただきました。
先日、その妹様からお電話をいただき、ピース君のお骨をパウダー加工してほしいとのご依頼を受けました。ついては、ピース君のお骨だけでなくピース君より以前にお兄様が飼っておられた別のワンちゃんのお骨も同様に粉骨してほしいとのことでした。そして本日、妹様のご自宅を訪ねました。妹様はかつてのご住居から別の住宅街に移り、新築されたご自宅にお住まいでした。
ご自宅に伺うと、お兄様は今回ご不在で妹様が代わりにご対応くださいました。玄関でピース君のお骨と他の葬儀社でお火葬されたであろうワンちゃんのお骨を預かりました。ピース君のお骨は今だ綺麗なままではありましたが、他のワンちゃん達のお骨はお骨はおろか骨壺覆いにまで黴が広がっていました。加えてお骨の量もかなり少なくて骨壺の大きさも体の小さかったピース君の骨壺が一番大きかったのです。私どもは、どんなに小さなお骨でも飼い主様にとっては愛おしく可愛いお骨なのだとの考えの下、全てのお骨を骨壺に収めることにしているのです。なので他のワンちゃんのお骨壺が2寸だったのに少なからず驚いているのです。
ピースちゃんのお骨を含めて3体のお骨をご自宅の駐車場をお借りしてあらためて滅菌焼骨させていただきました。その後、其々にパウダー状に加工させていただきました。ピースちゃん以外のお骨は少ない骨量のうえに粉骨させていただいたものですから体積がかなり小さくなってしまいました。そして新たに持参した同じサイズの小さな骨壺に其々収めて、空気通しの良い色違いの覆い袋で覆わせてさせていただきました。
ご粉骨はご自宅供養をコンパクトな形で行えるという利点があります。またお心に区切りがつけば、鉢植えの土に混ぜて観光植物等を愛で育てるといったご供養の仕方に切り替えてもよいのではないかと考えています。供養は愛しいあの子を亡き今も変わらず思うことから始まる。私はそう考えています。お寺さんにしっかりと供養をお願いする、それが一番と飼い主様がお考えならばそれが絶対でしょうし、そうでなくてあの子にはこうしてあげたい、こうすればあの子を忘れないと思えば、それが正解だと思うのです。
我が家の亡き愛犬、クッキーとティファニーは今もお骨壺のままテレビの横に居座っています。毎日、お水をいただき、たまにはおやつにもありついています。私達家族の笑い合う声もあの日と変わらず音楽のように聞き流していることでしょう。私がそうしているのはあの子たちにとって我が家のありのままを感じてもらうことが何より最高の供養だと思っているからなのです。
ピースちゃんも新しい覆いと骨壺に替わって気分一新です。ピースちゃんはこれからも変わらず飼い主様に愛されご供養されることでしょう。ご葬送のお手伝いをさせていただいた身でしかない私が何故 嬉しさを感じるのか。亡きペットちゃんの、今も思ってくれてる、忘れられていない、という嬉しさが私の心奥にまで伝染するからなのかもしれません。
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↑ 黴の生えてしまったお骨を再度、滅菌焼骨し、その後、粉骨させていただいた時のブログです。