お仕事日録

お父様のお部屋で暮らしたミックス猫 ちびたんちゃん。シロちゃんの元に。

シャム猫のミックス、ちびたんちゃんが亡くなりました。骨融解が進行していたようで11歳という若さでのご逝去でした。

 

 

ちびたんちゃんは、以前ご縁をいただいたチャトラ系のきなこちゃん、白猫のシロちゃんと同じご家族の猫さんで、お父様がお家へ連れてこられた保護猫ちゃんです。ちびたんちゃんはシロちゃんとは大の仲良しでした。 シロちゃんが腎臓の病で旅立ってもう4年にもなりますが、その後も ちびたんちゃんは友を失った寂しさを抱えながらも大好きなお父様のそばに寄り添い 安心した日々を送っていたのです。ところが、近年になって骨融解(骨溶解)と診断されると、その後は体力を奪われるばかりとなっていました。

 

ちびたんちゃんがお父様に保護された頃、お嬢様はお仕事がとても忙しく、また他の猫さんの里親探しにも尽力されていたこともあり、充分にかまってあげられませんでした。お嬢様はそんな自らの悔しい思いを涙ながらに語られました。また、ちびたんちゃんのお世話が難しくなってきておられたご高齢のお父様とちびたんちゃんの深い絆の間に自分が入り込めなかったことも心残りだったのでしょう。葬儀の間中、ずっと涙が止まらなかったお嬢様でしたが、それもまた ちびたんちゃんへの愛が深い故の証しなのだろうと存じます。

 

どうかご安心ください。ちびたんちゃんは間違いなく幸せだったと思います。自分を救ってくれた優しいお父様と片時も離れず過ごし、最期もとても優しい表情で眠りに着いたのですから。その優しいお顔が全てを物語っているのです。虹の橋の向こうでは大好きなシロちゃんときなこちゃんが迎えてくれています。

 

どんな時もご家族に見守られ 愛され続けたちびたんちゃん。これからも変わらずお嬢様の心に寄り添い続けてくれるはず。ちびたんちゃん、どうか今は安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

ご家族様には三度、ご用命いただき有難うございました。