お仕事日録

地域の温かなコミュニティーのなかでお母様と共に過ごしたチンチラのももちゃん

18歳のチンチラ、ももちゃんが天国へと旅立ちました。

 

お母様からお電話をいただきご自宅を訪ねたところ、「あなたのところのパンフレットを手元にとっておいて良かった。どうしていいか分からず困っていたのでほんとうに助かりました」とおっしゃってくださいました。ご高齢で足もご不自由で杖なしでは歩行も儘ならないお母様。私どもが火葬車で伺い、お弔いさせていただくことにとても安心されたご様子でした。

 

 

ももちゃんはお母様と二人暮らし。ももちゃんが旅立ってお母様は大きな不安を抱かれ、ご近所の信頼されている方にご相談されました。その方は、私どもがお伺いするまでの間にご自宅横の屋内駐車場に可愛らしい祭壇を設え、祭壇前にももちゃんを安らかに安置くださると、お母様と一緒に私どもの到着をお待ちいただいておりました。

 

お拭き清め、ご納棺と進行させていただくなか、ご近所の方々はお母様の手助けとなるよう、精力的に私どもとお母様との間に入ってお世話くださいました。さらにご出棺の際には、他のご近所の方々も集まり ももちゃんに最後のお別れをされました。地域の方々が一人住まいの老齢のご婦人を常に見守り支え合っておられる姿に私どもも温かい気持ちになった次第です。

 

お母様が頼りにされていた方のお話によると、お母様はもうすぐ施設に入居されるご予定とのこと。その方はお母様の日々の暮らしはもとよりももちゃんの今後の事も大変 気に掛けておられたみたいです。きっとももちゃんは、諸々の全てを感じ取り、お母様には余計な心配は掛けまいと、お母様と共に過ごした楽しい思い出を胸に秘めると安らかな気持ちのまま天国へと旅立っていったのではないでしょうか。

 

ももちゃん。お母様には優しいご近所さんがいるから安心ですね。今後、お母様が施設に行かれることになってもこれまで通り恙なく過ごせるようどうかどうか見守っていてね。ご冥福をお祈りいたします。