お仕事日録

白柴 ソラ君のご葬儀の夜に星ひとつ

🐕 お兄ちゃんふたりを残して旅立ったソラ君

 

大雪の後の久しぶりに澄んだ青空が広がった2月初め、12歳の白柴、ソラ君が旅立ちました。

 

ご自宅を訪ねると屋内ガレージの中央でソラ君は静かに眠っていました。どうか安らかにお眠りください。優しい寝顔のソラ君に合掌。

 

お立合いいただきましたのはお母様と二人のご子息。成人を迎えられたお兄様は幼い頃からソラ君をとても可愛がっておられ、弟様もまたソラ君の傍らに常に寄り添い 優しく見守ってこられました。ソラ君にとってみれば、お二人はまさに心強くも気心の知れたお兄ちゃんだったのです。

 

🐕 ご焼香に込められた想いと私どもの出来る事

 

「お拭き清め」の儀はそのまま車庫のなかでとり行いました。最初にスタッフによりソラ君のお体を隅々まで拭き清めさせていただき、その後、お母様、ご子息様とお清めいただきました。

 

ソラ君はこちらのご兄弟に可愛がられながら一緒に遊び、時にはいたずらをし、まるで三兄弟のように時を重ねてきたのかもしれません。お拭き清めのこの優しい風景が過去の温かな情景を時を遡って運んでまいるます。

 

その後、「ご納棺」の儀、「セレモニー」と続けてとり行いました。セレモニーでは、簡素な焼香台を設けさせていただき、枕経をあげさせていただくなか ご家族様にはご焼香をお願いいたしました。きっとご家族様其々に自らの想いをご焼香に込めてソラ君に伝えらたことと存じます。

 

それではどんな想いがソラ君に伝えられたのでしょうか?おおよそ想像は出来るにしても深いところではご本人以外分かろうはずもなく、、それでも一つ確かなのはご家族様のソラ君に対する愛情に裏打ちされた真心から自然と溢れ出る言葉であることには違いないのです。であれば私どもが出来ることはたったひとつしかありません。ご家族様の思いが旅立つソラ君にしっかりと届きますようにと願い、その愛ある思いでソラ君の魂が喜び 時空を超えて温かく癒されることだけを祈る、それだけなのです。

 

お別れの際、お母様は「ソラ君をあまりかまってあげられなかった」と胸の内をそっと明かしてくださいました。ふっと寂しさが過ぎりましたが、そのお言葉の後にもどこからか「そんなことないよ」と聞こえてきたようにも感じました。ソラ君が私を介して伝えようとしているのでしょうか。

 

🐕 魂を映す星の瞬き

 

 

お火葬が始まりました。夜の冷えた外気が厳かな夜。見上げた空には大きな星がひとつ瞬いています。

 

ソラ君、ご家族のお気持ち、伝わったみたいだね。魂を映すあの星のように愛するご家族様をこれからも優しく見守っていてください。