内灘町の、ポメラニアンとチワワのミックス犬、ネージュちゃん16歳が旅立ちました。

関東からお嫁に来られたママ様が愛犬のネージュちゃんとセレッサちゃんを連れてこの地での新しい暮らしを始められたのが3年前のこと。愛するワンコちゃんたちとともに過ごしてきた時間を優しさのベールに包み、そのままここ金沢に運んでこられたようなご縁でした。
勿論、そこにはパパ様の理解がなくてはなりませんが、その点の心配は全くありませんでした。パパ様はママ様と変わらぬくらいワンコちゃんたちを愛されていて、そのベールを大きく広げられるだけの懐の深さをお持ちだったのです。
16年前、ネージュちゃんとセレッサちゃんは元々、同じケージの中にいたふたりでした。ふたりを離れ離れにはしたくない - そのママ様の優しく一途な想いからふたりは共にママ様のご家族となり、離れ離れになることはなかったのです。
それからというもの ネージュちゃんはママ様の人生に常に寄り添い、セレッサちゃんとともにママ様を見守り支えてきました。ネージュちゃんはとても感受性の豊かな子で、嬉しいときには一緒に喜び、悲しみの時にはそっと寄り添う、そんな優しい性格の女の子でした。

最近までご出産のため入院されていたママ様。その間は、ネージュちゃんはパパ様とパパ様のご両親のサポートを受けながら日々過ごしていました。その時間は、ママ様不在の寂しさはあったものの、たくさんの愛情に包まれていたかけがえのない時間でもありました。
そして待ちに待ったママ様と可愛い赤ちゃんがご自宅に戻られた日、ネージュちゃんはご家族皆の幸せな光景を見守りながらどこか安心したようなとても穏やかなお顔をしていたと云います。

しかし、その平穏な日々は長くは続きませんでした。その後、以前から僅かながらも兆候があったという病、気管虚脱が悪化します。ネージュちゃんはパパ様に連れられて大好きな先生のいるかかりつけの病院へと走りました。けれども 順番を待つ間に容態が急変、パパ様から先生の腕の中に自らの身を委ねるように飛び込むとそのまま天国へと召されていきました。何ということでしょうか。。突然 訪れた現実を受け止めるしかないご家族様のお気持ち、思い馳せるほどに胸が苦しくなってまいります。
ご逝去を触診で確認された先生は静かにお話しくださいました。「ママ様のご出産を見届けてきっと安心したのですね。ご家族に負担をかけないように長く患うこともしないで、、ほんとうに優しい子だったのですね」と。まさにそのお言葉の通り、ママ様のお心に常に寄り添ってきたネージュちゃんらしい最期だったのかなと思います。
この日のご葬儀には関東からはママ様の実のお母様も来られていました。セレッサちゃんはお母様のお膝に抱かれたり、お籠の中のネージュちゃんを覗き込んだり、パパ様やママ様の傍らを行ったり来たりとネージュちゃんとの最後のひとときを温かく過ごしていました。
「炉前での最後のお別れ」には、パパ様のお母様もお立合いくださいました。お別れ間際、ママ様は炉台のネージュちゃんにお顔を寄せて「生まれ変わって、私の子どもになってまた帰ってきてね」と祈るように声を潤ませ仰いました。我が子のように可愛がってこられたママ様なればこそのお言葉にネージュちゃんの寝顔もどこか嬉しげな面持ちにも感じられます。その後、パパ様のお別れのひと言とともに炉の扉はそっと閉じられました。
お火葬が始まりました。ネージュちゃんは夜空へとゆっくりと上っていきます。ご家族はその行方を唯々静かに見守っておられました。
歳を重ねても衰えなかった食欲旺盛なネージュちゃん、セレッサちゃんと元気に戯れ遊ぶネージュちゃん、いちごが大好きで練乳のかかった甘い香りに嬉しそうにしているネージュちゃん、たくさんのネージュちゃんが柔らかな光となってご家族様のお心に寄り添い、これからも明るく照らし続けてくれることでしょう。そして、ママ様と歩んできた16年を胸に抱いたままのネージュちゃんが、これまでとは全く異なるお姿でママ様パパ様の前にひょこり現れたりする日もそう遠くないのかもしれません。
お火葬も中盤に差しかかり ふと空を見上げるといくつもの星が優しく瞬いていました。きっとママ様の願いが天へと届いたのでしょうか、それはまるで優しく頷いているかように揺らめいていたのです。
ネージュちゃんのご冥福をお祈りいたします。
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