お仕事日録

ジャックラッセルテリアの夏雄君が虹の橋を渡りました。

【金沢市】ジャックラッセルテリア、夏雄君9歳とのお別れをお手伝いさせていただきました。

 

🌙 ご葬送録

 

みずきにお住まいの、ジャックラッセルテリア、夏雄君が虹の橋を渡りました。

 

夏雄君は重い病に罹っていました。「血管肉腫」という罹患後の進行も早い悪性腫瘍です。原因もはっきり解明されていない怖ろしい病気です。病と闘い痩せ細り旅立ってゆくペットちゃんが多い中、今ここに眠る夏雄君は被毛の艶も良く体格もしっかりしていて、まるでお昼寝をしているようにしか見えません。それは、翻ってこの病の恐ろしさを暗示しているともいえます。お父様もそのことはよく理解しておられ、「この病気にさえ罹らなかったなら」と悔しい思いを喉の奥から絞り出すように吐露されました。

 

 

夏雄君が生まれたのは9年前の6月2日。生後2ヶ月でママのもとを巣立ち、8月にこちらのご家族のもとへやってきました。夏に生まれ、夏に家族になったことから「夏雄」と名付けられました。お父様、お母様、お嬢様がおふたり、ご子息、そしてお爺様。そこに夏雄君が加わり、優しさと温もりに包まれた9年をご家族は時に楽しく過ごしてきました。

 

“時に楽しく”を掘り下げれば、夏生まれの夏雄君、海が大の大好きだったのです。SUPにも上手に乗ることができました。ご家族と一緒に海で過ごした時間も大切な思い出のひとつです。得意げにSUPを乗りこなす夏雄君の画像・映像があったとしたらそれはご家族様には間違いなく宝物でしょうね。

 

実は、夏雄君を愛して止まないお爺様は現在入院しておられるのです。お父様は、夏雄君に「じいちゃんが帰ってくるまで頑張って!」と何度も声を掛けておられました。しかし、残念ながら夏雄君、生きてお爺様との面会することは叶いませんでした。それでもお爺様、入院中でありながらもなんとかお火葬の前に夏雄君に一目だけ会うことが出来たようです。病を患い心細くなっておられる中、可愛がっておられた愛犬との最後のお別れをなされたお爺様、そのお気持ちを思うとほんとうに胸が締めつけられて止みません。

 

お火葬はご自宅の駐車場でとり行いました。夏雄君を取り囲むように最後のお別れに臨まれるご家族様 -  秋の長い夜に、明かりの漏れるお家の前から大好きなご家族に見守られて、夏雄君は静かに空へと昇って行きます。

 

この温もり色の明かりの先にはいつも大好きな人の笑顔があったね、夏雄君。笑い合う声も漏れ出るようなこの温もり、ほんとうに恋しいね。天国で病気を癒したら、いつでも戻ってきていいんだよ。大好きな海でご家族と過ごした夏の日々、そして愛するご家族のことを胸いっぱいに抱いて、今はどうかどうかゆっくりとお休みください。

 

このたびのお見送りは2年前の1月にご葬送をお手伝いさせていただいたココちゃんのお母様からのご紹介でした。ご縁を繋いでいただけましたこと 心より感謝申し上げます。

 

唐突なお話ではありますが、実は、この度夏雄君をお見送りさせていただいていると夜空の向こうで月が顔を出しました。ココちゃんのお手伝いをさせていただいていたあの日、あの時と同じ場所、同じ角度から雲間よりお顔を覗かせたのです。その後 様々な思いが私の胸を巡りました。 - ナツオ君は生前のココちゃんとはお散歩中に会ったことがあるのかな。新たにやってきたくーちゃんとはどうなんだろう。地上でのご縁が天の上でも繋がって夏雄君とココちゃんも仲良くしてくれるといいな ― とか。。。ごめんなさい。とりとめのないお話になりました。

 

お火葬が終わった後、ご家族様には最後の儀として「お骨上げ」をお手伝いいただきました。ご家族様の夏雄君へ想いが胸に染み入る温かな「お骨上げ」となり、きっと夏雄君も喜んでくれていることと思います。

 

夏雄君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

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