お仕事日録

豆柴の麦ちゃんが旅立ちました

【金沢市】6歳の豆柴、麦ちゃんのご葬送をお手伝いさせていただきました。

 

🌈 ご葬送録

 

田上にお住まいの、豆柴の麦ちゃん6歳が旅立ちました。

 

 

今年9月にお見送りをお手伝いさせていただいた甲斐犬、ゆらちゃんのご家族様からのご紹介です。

 

ご自宅の一室。麦ちゃんはとても安らかな寝顔で横になっていました。今にもふっと目を覚まし、起きてきそうなほど穏やかな表情をしています。また、しなやかな体躯と艶のある被毛は、闘病の末に旅立ってしまったのではないことを示しているようにも感じます。

 

戸惑いつつも麦ちゃんに手を合わせ、ご家族様には謹んでお悔やみ申し上げました。ご家族様は、深い悲しみに黙されたまま 唯々、麦ちゃんを静かに取り囲み、視線を落とされています。はっきりとした原因も見つかっていないようにも思えます。しかし、深い悲しみの淵に座したままのご家族様を拝見するに これ以上お聞きするのは忍びなくもあり、今は只々、ご家族様が思いのままに麦ちゃんを見送っていただけるよう しっかりと努めることこそ、私どもがすべきことだとあらためてそんな思いを強くしたのでした。

 

 

お別れの前、ご家族お一人お一人に麦ちゃんの「お拭き清め」をお手伝いいただきました。お声をかけながら優しく身体に触れるその手のひとつひとつに麦ちゃんを慈しんでこられたご家族のお人柄が伝わってくるようです。

 

 

天国へのお弁当には、お母様が麦ちゃんのために手作りされたお料理を彩り良く並べられたお弁当箱が用意されています。麦ちゃんが喜ぶことは何でもしてあげたい ― そんなお母様の想いも一緒に詰められたお弁当、きっと麦ちゃんも喜んでいることでしょう。

 

お別れの支度が整っても何度も麦ちゃんを撫でられるご家族。一度手を止めても、またそっと手が伸びます。まだ触れていたい、もう少しこうしていたい ― そんな尽きることのない想いが皆様のお姿に溢れていました。

 

麦ちゃんは、お父様、お母様、お祖父様、お嬢様方とともに とっても賑やかなご家族のなかでこれまで過ごしてきました。多分 こんなふうにいつも家族の真ん中でたくさんの愛情を受けながら暮らしてきたのでしょう。

 

それにしてもまだ6歳。これからも一緒に重ねていくはずだった時間を思うと、このようなお別れにどんな言葉をおかけすればよいのか、簡単には見つかりません。それでも 先程 目にした麦ちゃんの穏やかな寝顔と「お拭き清め」を通してご家族の麦ちゃんに対する惜しみない愛を感じるなかで、ご家族と過ごした麦ちゃんの生涯は間違いなく幸せに満ちた かけがえのないものだったのだろうと存じます。

 

何気ない毎日の中にはいつも麦ちゃんがいて、そのひとつひとつがご家族其々の胸に大切な思い出としてこれからもそっと宝もののように残り続けていくことでしょう。

 

麦ちゃん。これからはどうかお空から大好きなご家族を見守っていてね。今はどうか安らかに。

 

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