トイプードルの女の子、バディちゃんが旅立ちました。
13年半前、ご縁があって、こちらのご家族に迎えられたバディちゃん、その名の通り 彼女はご家族にとってかけがえのない相棒となりました。
彼女は食べることが大好きで、ついつい食べ過ぎてしまうこともあり、丸々太っていた時期もありました。そんなバディちゃんでしたが、高齢になってもその食欲は衰えることはありませんでした。
晩年の闘病生活では、その衰え知らずの食欲が寧ろバディちゃんの体力を支えていたみたいです。病気に苦しむ日々の中でも食べる喜びを感じながら力強く過ごしていたバディちゃん、晩年期には糖尿病や癲癇など様々な病気を抱えるようになり最後は視力や張力までも失ってしまうのです。そんな中でもバディちゃんはバディらしく決して食べることだけは忘れずに過ごし、今、ここにご家族の温かな愛に支えられるままにその生涯を全うしたのでした。
病気と闘っていたのはバディちゃんだけではありません。飼い主ご夫妻様も闘っていたのは言うまでもありません。大変な介護生活の中、ご夫妻を最後まで突き動かしていたのはもしかしたら瞼に焼きついた、ご飯を美味しそうに食べる可愛いバディちゃんの姿だったのではないでしょうか。
バディちゃんのお火葬はご自宅の前でとり行われました。小雨が煙る秋の夜です。外灯が濡れた路面を照らす中、住み慣れたお家を後にしたバディちゃん。本当によく頑張りました!虹の広場になる木の実はきっと美味しいよ。だからたくさん食べて元気になって地上のご家族様を末永く見守っていてね。
バディちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。