お仕事日録

黄色いひまわり、お母様の絵、弟になったしょーん君とのお別れ

【かほく市】17歳のミックス犬、しょーん君とのお別れをお手伝いさせていただきました。

 

🌻 ご葬送録

 

白尾にお住まいのスコティッシュテリアとトイプードルのミックス犬、しょーん君が旅立ちました。

 

 

今回のご縁をつないでくださったのは、以前お見送りをお手伝いさせていただいたミニチュアダックスフンドのてっぺい君のお母様でした。

 

てっぺい君としょーん君はお友達でした。誰とでも仲良くできるわけではなかったしょーん君ですが、てっぺい君とは大の仲良しだったみたい。

 

しょーん君がこちらのお家にやって来たのは今から17年と半年前のこと。ある日、ご長男がご両親に「弟が欲しい!」とお願いされました。さて どうしたものかと考えられたご両親。そこでご長男には内緒で 可愛い「弟」を迎えることにされました。そうです。そのサプライズでやって来たのが しょーん君です。当時 ご次女はまだ年中さん、物心がつくお年頃かと存じますが、そんな幼かったご次女には、しょーん君がいることはごくごく当たり前のことでした。

 

 

お子様方が成長され、ご長男、ご長女が其々、別の場所で暮らすようになってからもしょーん君は、お父様、お母様、ご次女、そして9歳年下のトイプードル、いちごちゃんと穏やかに暮らしてきました。

 

温かなご家族に見守られながら余生を過ごしていたしょーん君、今年になって、実に癌の手術も受けていたようです。17歳という年齢で全身麻酔による手術を乗り越えたしょーん君。その頃にはまだそれだけの体力があったのです。ほんとうに良く頑張りました。

 

お別れの日には、ご遠方にお住まいのご長女もしょーん君に会うためにご実家に帰ってこられました。ご一緒にいられる時間は僅か30分。それでもその30分のために帰ってこられ、しょーん君との最後の時間を過ごされたのです。

 

お棺籠の中はご家族が手向けられたたくさんのお花とお弁当でとっても綺麗に整えられました。そしてお花に埋もれたなかからお顔を覗かせるしょーん君、その胸元には黄色いひまわりが一輪 。。てっぺい君が好きだった黄色いひまわりです。「てっぺい君に直ぐにしょーんだと分かってもらえるように」そんな思いを込めてご家族が持たせてあげたひまわりでした。その一輪を胸に抱いてしょーん君は空へと旅立つのです。

 

そしてもうひとつ、お別れの日にご家族がしょーん君へ残されたものがあります。お母様が描いておられるしょーん君の絵です。まだ完成していないその絵にご長女も30分という限られたなかで少しだけ色を塗られました。これからご家族皆で色を塗り重ねて、しょーん君の絵を完成させるとのこと。素敵なお話に感動です。ほんと、、嬉しいね、しょーん君。

 

 

17年半前、「弟が欲しい!」というご長男の願いに応えるようにこのお家へやって来たしょーん君。あの頃まだ幼かったお子様方は立派な大人として今、其々の人生を歩まれています。

 

しょーん君がお子様方に残されたものは何でしょう。それは“愛する”という人として最も大切なことなのかもしれません。そして、それはお子様方のこれからのより良き人生の糧と云ってもいいではないでしょうか。

 

この一枚の絵にご家族其々の手でこれから色が加えられていきますが、まさにしょーん君が残された 目には見えないもの、それがここに一枚の絵として象(かたち)を成したのだと思います。皆様で完成させるしょーん君の絵は、ご家族にとってかけがえのない宝物であると同時にご家族様の幸せの象徴であり、これからのより良き人生の道標のようにも思えるのです。

 

お火葬が始まりました。お父様とお母様、ご次女に見守られて静かに空へと昇る しょーん君  ー

 

しょーん君。あなたが残してくれたものはほんとうに尊いものだと思います。どうかこれからは大好きなご家族といちごちゃんを遠い空から見守っていてください。

 

あ、黄色いひまわり! てっちゃんが思いっきり駆け寄ってきてますよー  しょーん君!!

 

☆彡 ☆彡

 

令和6年 ご家族様に惜しまれながら旅立ったてっぺい君。可愛い弟、しょーん君を頼みますね!

 

ミニチュアダックスフント、てっぺい君のご葬送録 (過去記事)

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