お仕事日録

チョコ君を残して逝ったチワワのメイちゃん

チワワのメイちゃんが天国に召されていきました。飼い主様ご夫妻とお兄ちゃんチワワのチョコ君に見守られの旅立ちでした。ご夫妻は海の近くでお店をされています。ご夫妻がお手隙になられるお昼過ぎに訪問させていただきました。

 

弊社スタッフが小柄なメイちゃんの体をくまなく拭き清めさせていただくと、ご主人に抱かれた大柄なチョコ君は潤みがちな眼差しを動かずされるがままのメイちゃんに向け、クーン、クーンと悲しそうに鼻を鳴らし続けます。ご夫妻とともに家族のひとりとしてメイちゃんをお家に迎えたあの日から13年。2匹はずっと離れず過ごしてきました。どこまで分かっているのか、総てを悟っているならどんな思いを抱いているのか、年老いたチョコ君の心の内は推し量ることは出来ても知ることは誰にも出来ません。唯、ひとつ言えるのは、チョコ君は確かに泣いているのでした。

 

お火葬は海の見える場所で行いました。ご主人に提案いただいた場所です。潮の匂い、波の音、柔らかな陽ざし、少し冷たいけど心地よい風。この地の素晴らしい風土が今日、ここに凝縮しているようにも思えます。メイちゃんもこの地が大好きだったに違いない。。もしかするとこの場所を選んだのはご主人でもなく私でもなく、メイちゃん自身だったのかもしれません。