ミニチュアダックスフンドのくるみちゃん、20歳と7ヶ月が旅立ちました。
くるみちゃんは2年前にお葬儀のお手伝いをさせていただいたトイプードル、リーフ君のファミリー犬です。20年前のその当時、ママ様がブリーダーさんのところに出向かれ、ご縁で結ばれることとなったくるみちゃん、まさに大大往生でありました。
ご家族に迎えられたくるみちゃんは パパ様、ママ様、おばあちゃまに それはそれは大切に育てられました。その2年後、リーフ君が家族の一員に加わると優しさのなかに賑やかさも加わってご家族皆のお心はさらに豊かなものになりました。それから幾年月、2年前にリーフ君が先立ち、今ここにくるみちゃんが旅立ったのです。くるみちゃん。ほんとうによく頑張りましたね。おつかれさま。
くるみちゃんはとてもおとなしい性格でした。リーフ君と一緒の時も常に控えめ、女の子らしい女の子でした。パパ様やママ様に もっとかまって欲しいとは思ってはいても甘えん坊のリーフ君にいつも譲ってあげていました。リーフ君が亡くなってからの晩年のくるみちゃんはこれまでの寂しかった間を埋めるかのようにたくさんたくさんパパ様ママ様に甘えていたそうです。
リーフ君の時と同様、お火葬はご自宅前でとり行いました。昨夜のうちにご清拭の儀をとり行い、ご祭壇を設えさせていただきましたが、ご夫妻には夜を通してゆっくりとお別れをなされたものと存じます。そして本日、ご葬儀・お骨上げ・初七日の法要と全ての儀を終え祭壇を片付けに再度 ご自宅にお邪魔しました。
その折、ママ様からかってくるみちゃんとお散歩していた時のお話を伺いました。くるみちゃんとのお散歩コースに、ある神社の前を通るのだそうですが、その神社に亡きリーフ君がいるらしいのです。ママ様とくるみちゃんは、その神社の前に差しかかる時はいつもそのリーフ君に挨拶しているとのことでした。早速、私どもは帰り際にその神社に立ち寄り、お参りがてらママ様の仰るリーフ君にお会いしてきたのです。
はい。確かにリーフ君に似ているのです。そう、2年前のリーフ君のご葬儀にお預かりしたお写真の彼に。今もテレビの横にそのご遺影が飾られていましたが、にっこり笑っているようなお顔がよくよく見るとリーフ君に瓜二つ。ママ様は今もこうしてそこかしこに可愛いあの子の面影を探しているのだと思うと、ちょっぴり切なくもあり また可愛くもあり、どこかほっこりしてしまう私たちなのでした。
それはそうとくるみちゃん。天国では、本物のリーフ君と一緒にこれからもどうかご家族様を見守っていてください。
くるみちゃんのご冥福をお祈りいたします。