お仕事日録

海の側で暮らしたゴールデンレトリバー フランちゃんが旅立ちました。

ゴールデン・レトリバーのフランちゃん、10歳がお空へと旅立ちました。

 

ほんの2~3日前までご近所を元気にお散歩していて まるで皆さんに最後のご挨拶をしていたかのようでした。フランちゃんは おしっこもウンチも ずっとお外でしてきた子。旅立つその時まで外での排泄も自分の力で頑張っていたのです。点滴のために金沢の病院にも毎日のように通っていました。

 

 

お家が海の近くなので海岸に行ったこともありました。しかしながら食べることが大好きなフランちゃんは打ち上げられたお魚を口にしてしまうこともあって、それからはあまり海岸には行かなくなったそうです。

 

お見送りには、お母さまとふたりのご子息、そしてご長男のお子さま、おふたりも立ち合われました。皆様に見守られる中、炉に火が放たれろとお火葬は静かに進行していきました。

 

ご焼骨後の「お骨上げ」もそのまま屋外にて執り行いました。海沿いの民家の少ない所なので全く人の目は気になりません。お天気も暑からず寒からずで、雨の心配もありません。そんな中、ご家族さまはお骨を大切に愛しむようにひとつひとつお骨壺に納めていかれました。20kg未満の女の子とはいえ大型犬のレトリバー、お骨の量は決して少なくありません。それでもご家族さまにとってはその全てがフランちゃんに相違なく、全てのお骨を余すことなく拾っていただけました。とっても愛され、幸せでしたね、フランちゃん。

 

フランちゃんがご家族のもとに来る前に旅立たれていたお父さまも、きっと今頃、フランちゃんを待っておられてたくさんのお話を聞いて、嬉しそうに微笑んでおられるのではないでしょうか。フランちゃん。お父さまに可愛がってもらえるから天国でもきっときっと幸せですね。