マルチーズのBOSS君が旅立ちました。御年14歳。老いによる衰えもあって心臓を悪くしていたようです。マルチーズちゃんは他の種と比較して心臓があまり強くないと聞きます。私の家内が初めて飼ったワンちゃんがマルチーズで、BOSS君同様、心臓病で亡くなりました。亡くなった年齢も14歳と同じでした。マルチーズに限らず犬種によって老後における罹りやすい病気の傾向があるのは確かのようです。
こちらのご家庭ではBOSS君の他に5匹のワンちゃんがいます。BOSS君のお拭き清めの間は、皆、別室にいて、実際お見かけはしていないのですが、キャンキャン鳴く声から想像するにまだキャピキャピしている若い元気なワンちゃんばかりのようでした。その若いワンちゃん達をBOSS君はよく面倒を見ていたとのこと。ただ、BOSS君が亡くなり病院から家に戻って横に伏せている姿をみたワンちゃん達はBOSS君がすでに亡くなってしまっているとは露ほども思っていなくて、「なんで寝ているの?」と言わんばかりに 皆、普段と変わらぬ様子を見せていたそうです。BOSS君はまさにその名の通り、若い衆のなかでは泰然自若としたボス的存在だったのかもしれません。
お火葬はご自宅の駐車場で行いました。ご家族様にはその間ずっとお見守りくださいました。その場を離れようとされないご家族様にBOSS君がいかに皆様に愛されていたかが伝わり、私自身も又、とても温かい気持ちになりました。
お骨上げはご自宅の一室で執り行いました。ご家族の皆様に拾われてBOSS君もとても喜んでいることと思います。お骨は、ご自宅でご供養されるものとお寺に納骨されるものに分けられました。
BOSS君へ。
大きなお骨壺のほうのBOSS君!納骨されるお寺では先代のワンちゃん達が待っているらしいから 今まで同様、退屈しないかもしれないね。 小さなお骨壺のBOSS君は若い衆が待つご自宅へ。まさに今まで通り、若い子たちを見守ってくれるかい。でもね。ようやく辛い病気との闘いから解放されたのだから、今しばらくはゆっくり休んでくださいね。
追記
BOSS君ご葬送後、ご家族様からとても温かいメールを頂戴いたしました。全文、ご紹介させていただきます。
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先日はありがとうございました。
BOSSは今年に入って6月から
心臓病と闘い、腎不全にもなり
辛い3ヶ月でした。
亡くなる2日前までは、ご飯はあまり食べれなくなっていましたが他のワンちゃんと戯れるほどでした。
呼吸困難になり病院に連れて行き入院。
その翌朝に病院に呼ばれて行くと
心臓マッサージを受けていて、
着いたすぐに息を引き取りました。
一番大事なタカラモノを失いました。
とても辛すぎました。
1日が過ぎ、
家族みんなお別れがとても辛く
どんな形でお見送りしてあげたら良いか考えつつも全く決めることができませんでした。
でも早くお見送りしてあげたく、
色々調べると、こちらのサイトを見つけました。
今までの亡くなったワンちゃん達は埋葬をしていましたが、
BOSSは火葬にしてあげたいと言う気持ちが強く
こちらでお願いしました。
泣いて泣いての時間が過ぎ、
泣かない日はこの先無いのではないか。
と思うほど辛かったです。
ですが、もみの木様にお願いして本当に良かったです。
寂しいですが、しっかりお別れができたからです。
火葬中もなぜか火葬車から離れることが出来ず担当者様にはご迷惑をおかけしたかと思いますが
もみの木様の人柄も良く出会えたことに感謝しております。
旦那様?のナチュラルさに笑ってしまいましたが、笑える時間もBOSSのおかげだなと思いました!
本当にありがとうございます。
お骨上げも家族でできて
本当に良かったと思います。
分骨もできて、違う形ではありますが
BOSSが近くにいると言うことが
なによりの私たちの救いです。
感謝のお気持ちしかございません。
家族みんなでBOSSを忘れずにこれからの日々を明るく過ごしたいと思います。
ありがとうございました。
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ご家族様へ
心温まるメールを頂戴し恐縮しております。本当に有難うございました。ご家族様には、BOSS君のことを思い出し辛くなる時はまだ続くことと存じます。でも、いずれBOSS君との楽しい想い出が笑顔で語れる日が必ずややってきます。BOSS君もまたそう願っているに違いありません。 改めてBOSS君のご冥福をお祈り申し上げます。