ライトイエローの美しい猫、りんちゃんが旅立ちました。昨年の6月頃からばったり倒れるなど罹病の兆候があり、驚いた飼い主様はすぐさまりんちゃんを病院に連れて行きました。診断は、、、 心臓病。
以降、りんちゃんは通院と服薬治療を受けながらご自宅で普段通りに過ごしていたのです。この日のりんちゃんもいつもと変わらぬ様子でした。しかしまた以前同様、急に倒れ伏せてしまいます。飼い主様はりんちゃんを抱えてすぐに病院に向かい りんちゃんはそのまま入院、病状・回復の経過を診ることとなります。しかしながら、一時 持ち直すかに思われたりんちゃんでしたが、残念ながらその後しばらくして息を引き取ってしまうのでした。
りんちゃんは13年前、保護猫としてもうひとりの兄妹(姉妹?)と共にこちらのお家に貰われてきました。もうひとりの猫ちゃんはりんちゃんが急にいなくなって戸惑っているかもしれません。飼い主ご家族様もまたこのたびの不幸にお心の準備が出来ずにおられたのではないでしょうか。循環器の不具合で亡くなるケースではこのようにお別れが突然にやってくることも少なからずあるのです。
飼い主様はペットちゃんが大好きで幾度となく保護犬、保護猫を貰い受け、お飼いになられておられます。当然 お別れもペットちゃんの数だけご経験されたことでしょう。それでもこんなに急な別れはこれまでなかったのではないかと思います。ご家族様が、りんちゃんがいなくなったことを痛切に感じるのはむしろこれから、、このご火葬が終わりしばらくしてからではないかとも思えるのです。そんな時が訪れたなら、ご家族様には 「寂しいけれども悲しまないで」と 言いたいです。何故なら死は終わりではなく始まりでもあるのですから。そして何よりも、りんちゃんは保護されて以来ずっと感謝しているのです - 勿論、これから先もです。