お仕事日録

ボーダーコリーのCOCO(ココ)ちゃんが旅立ちました

ホワイトとブラックのコントラストが美しいのボーダーコリーのココちゃんが旅立ちました。

 

ご自宅に伺うとご主人とお嬢さまが私どもをお待ちいただいており、ココちゃんは包まれた毛布から穏やかなお顔を覗かせ横たわっていました。傍にはココちゃんの元気な頃のお写真と可愛い似顔絵が額に収められていました。キュウリやキャベツが大好きだったというココちゃん、その犬生は優しい飼い主さまとそのご家族、そして温かいご近所の方々に囲まれ過ごした12年間でした。

 

去年の夏辺り、ココちゃんは動物病院の医師から心臓が弱ってきていると言われます。それからは体に気を付けながら過ごしていたのですが、お正月を過ぎた辺りから体の具合は目に見えて悪くなってきていたのでした。

 

 

犬は体が大きいほど寿命が短くなる傾向があります。中型犬のなかでも比較的、体の大きなボーダーコリーは体の大きい分、心臓にかかる負担もそれなりに大きくなるものと考えられます。ココちゃんはその体の大きさ故に小型犬が抱える以上に大きな爆弾を抱えてしまうことになっていたのかもしれません。あと少しで13歳のお誕生日を迎えるはずだったココちゃん。ただ安らかな寝顔をお見受けするにそれほど苦しむことのなく心静かに逝かれたのではないかと思います。

 

お火葬はご自宅の玄関の前の広いスペースでとり行いました。お拭き清めからご焼骨、ご拾骨に至るまでの間、終始、ご主人は私どもにまでお気遣いくださいました。気遣いの塊のようなご主人さまですが、実は、最近、実のお母さまを亡くされたばかりなのでした。最愛の人を失い その悲しみの癒えない中にあってさらに追い打ちをかけるようにココちゃんまで失ってしまったご主人。ご主人のお気持ちを思うとお慰みの言葉すら見つかりません。ココちゃんはおばあちゃまの傍に行きました。おばあちゃんもココちゃんも寂しくないですね ー スタッフがいみじくもそう口にしましたが、まさにそれが精いっぱいだったと思います。今振り返ると、ココちゃんはお母さまを亡くされたご主人を気遣い、慎重に旅立つ時を選んでいたような気がしてならないのです。そうなのですか?ココちゃん。

 

 

 

お葬送を終えて帰社すると、弊社のグーグルビジネスサイト宛てに最高評価とコメントが届いていました。それはココちゃんのお父さま、ご主人からのコメントでした。心温まるお言葉に俄然、勇気を貰い、これからも一生懸命 お仕事に取り組もうと心に誓った次第です。そしてすぐに返信させていただきました。それなのに、その翌日にはココちゃんのお父さまのコメントから私のコメントに至るまで全て消されてしまっていたのです。私はとても残念な気持ちになりました。私どものお仕事はある意味、命に係わるお仕事でもあるのでセンシティブな言葉を使わざるを得ない場合もあるのです。おそらくはご返信させていただいた言葉の中にグーグルのセーフリサーチに引っかかるワードがあったものと考えられます。なぜ文脈の意図するところに照らし合わせ 詳査しないのかといぶかってもしょうがないわけですが、なんとも残念なことではあります。もしココちゃんのご家族さまがこのご葬送録をお読みいただいていたとしたら、私どもはお父さまのお気持ちをしかと受け取りましたと今ここに伝えたいと存じます。どうか不思議がらないでください。

 

あらためまして ご家族様が一日も早くお気持ちをお癒しくださり、少しづつでも前向きに過ごしていかれますようにとお祈り申し上げております。あわせてご用命いただきましたこと心より感謝申し上げます。