猫のロイ君、9歳が肺水腫で亡くなりました。
ロイ君はこちらのお宅のお嬢様が名古屋で一人暮らしをされている時の名古屋のお住いに迎えられました。ロイ君はお嬢様がひとり寂しい時、不安な時にはいつもお嬢様の傍で励ましていました。その後、お嬢様はお仕事の関係で家を空けることも多くなり、お嬢様はロイ君を金沢の実家に預けることにされました。
お嬢様のご家族と暮らし始めたロイ君はお婆様と大の仲良しでした。他の皆がお仕事から帰られるまで日中はずっとお婆様と過ごしていたのです。お婆様のお話では、ロイ君は全く手のかからない子で おもちゃで遊ぶよりお婆様やご家族様のお膝の上でまったりするのが大好きだったそうです。そんなロイ君でしたが・・・
ここに来てお嬢様はロイ君の具合がかなり悪くなっていることを知り、居ても立っても居られずロイ君を診てもらっている病院に名古屋から駆けつけました。気息奄奄のロイ君だったと思います。それでも、最後にお嬢様に一目会えてロイ君はどんなに嬉しかったことでしょうか。お旅立ちの間際、ママならぬお嬢様に抱かれてどんなに安堵したことでしょう。おそらくロイ君は遠のく意識の中、お嬢様が傍に来てくれたことを知り、お嬢様の温かい心に抱きしめられるがまま思い残すこともなく安らかな気持ちで旅立っていかれたのだろうと思います。
ロイ君。 最後に一目 お嬢様に会うことが出来て本当に良かったね - どうか今は神様の傍でゆっくりとお休みください。心よりご冥福をお祈り申し上げます。