15歳の立夏ちゃんが旅立ちました。
立夏ちゃんはスムースな毛並みが美しいミニチュアダックスフンドです。晩年の立夏ちゃんには脾臓に腫瘍がありましたが、15歳のお誕生日を7月3日に迎えるとその2週間余りの後、とうとう天へと召されていきました。脾臓は腫瘍に侵されてはいましたが、最後の最後まで歩けていたみたいです。お誕生日には大好きなケーキも食べてお迎えを待っていました。晩年は病で辛い思いもしましたが、このお歳までよく頑張りました。心よりご冥福をお祈りいたします。
ご自宅のリビングで「お拭き清め」が始まりました。まずは弊社スタッフが綺麗に整えた後、ご家族様に最後のひと拭きをお願いいたしました。立夏ちゃんを取り囲むようにしてお父様、お母様からお拭き清めをしていただきました。お婆ちゃまはお歳を召されておられるためおみ足が悪く腰掛けから移動できないご様子でしたので、スタッフが棺籠ごと立夏ちゃんを抱えてお婆ちゃまの前までお運びしおばあちゃまにはお座りになった姿勢まま立夏ちゃんを清めていただきました。
お火葬は玄関の前でとり行いました。奥がカーポートとなっていて お隣には生前の立夏ちゃんが走り回ったであろうドッグランが設けられています。お母様は車椅子のおばあちゃまを介添えされ、お父様は立夏ちゃんの弟犬を抱いて炉前までお見送りにお出ましいただきました。弟犬は立夏ちゃんの異母姉弟でお拭き清めの最中もスタッフが立夏ちゃんに触れるたびに「お姉ちゃんに何するの?」と言わんばかりに小さく吠えていたのです。
「お骨上げ」はリビングにてとり行いました。お火葬させていただいたご自宅の敷地は充分に広くその場でお骨上げも可能でした。しかし暑い日が続く最中でもあり ましてやお婆ちゃまの体にも決して良くはないため、この度は私どもがトレーに全てのお骨を集め そのトレーをリビングにお運びした後、ご家族様には屋内でゆっくりとお骨を上げていただきました。この「お骨上げ」の時にも皆様から立夏ちゃんの思い出話をたくさん聞かせていただいた次第です。
立夏ちゃん。優しいご家族と出逢って本当に幸せでしたね。あなたが受け取った幸せと同じくらい、否それ以上にご家族様はあなたと居て幸せだったのですよ。どうかこれからは天国から皆の幸せを祈っていてくださいね。