お仕事日録

チワワの海音(みおん)ちゃんが旅立ちました。

チワワの海音(みおん)ちゃん、12歳が旅立ちました。

 

 

海音ちゃんは、大好きな海のそばのお家で半年年下の妹、チワワとトイプードルのミックス犬、りんごちゃんと一緒に穏やかな日々を過ごしていました。心臓の持病を抱えながらも海音ちゃんは小さな体で懸命に生きていました。病院での治療もお家での服薬治療も最後まで本当によく頑張ってくれました。

 

 

「これで楽になったね」静かに眠る海音ちゃんにママ様はそっと語りかけます。どこまでも海音ちゃんの気持ちに寄り添うママ様 ― 海音ちゃんを側で支え 一緒になって頑張ってこられたママ様にしか言えない、そんな労いのお一言。胸にも熱いものが込み上げてまいります。

 

ママ様は多才なお方で、動物たちの何気ない瞬間を優しく写し撮ってくださる写真家でもあります。お伺いしたご自宅のアトリエには海音ちゃん達の生き生きとした姿を捕らえた素敵なお写真が飾られていました。またこちら室内の壁一面にはステンシル技法で描かれた図柄のパネルが貼られていて、その絵柄の中にも海音ちゃんやりんごちゃんがさりげなく描かれています。どれを見ても海音ちゃんはとっても楽しげな表情をしているではありませんか。

 

ご家族の愛に包まれ、ほんとうに素敵な日々を送っていたのですね。お写真から飛び出してきそうなほどに生き生きと伝わってきたよ。海音ちゃん。

 

 

炉前でのお別れの時、ママ様のお母様に抱かれたりんごちゃんは何かを感じ取っているように静かでした。そしてその視線はおくるみに包まれて眠る海音ちゃんに向けられています。「海音ちゃん、どうして起きてくれないの?」と どこか訝しがるような様子のりんごちゃん。後になって寂しさを募らせなければよいのだけれど。

 

お火葬が始まりました。海音ちゃんは夕暮れの空へ向かって真っすぐに昇っていきます。その行方を遠い目で追いながらお母様がぽつりおっしゃいました。「真っ直ぐな子でした」と。何事にも真っ直ぐで、一生懸命に愛ある犬生を生きてきた海音ちゃん。今はどうか安らかにお眠りください。

 

そしていつか、汐の匂い、波の音、そして何よりママが恋しくなったらいつでも戻っておいで、この街に。アトリエの扉を開けて、あなたの大好きなママはきっとあなたを待っているはず。それまではどうか天国からママ様、お母様、ご家族様を見守っていてね。