お仕事日録

こんなにも愛されて - ほんとうに幸せでしたね、チャコ君。

兼六元町で愛されてきた猫のチャコ君が旅立ちました。

 

 

10年前、当時、高校生だったご子息様はお庭でウロウロしている一匹の仔猫と出逢いました。お腹を空かせている様子の仔猫にご飯をあげられたご子息に仔猫は「このお家の家族になりたい」と言わんばかりに愛らしい仕草を見せるのでした。

 

その日からご子息はじめ、パパ様、ママ様、お嬢様、そして先住猫たちも仔猫を温かくお迎えされ、仔猫は迷い猫を返上、温かいご家族の一員となりました。

 

穏やかな日々を重ねるなかご家族との思い出の時間を紡ぎながら日々過ごしてきたチャコ君でしたが、最近になって少し体を傾けて歩くようになりました。異変に気づかれたご家族様はかかりつけの病院へとチャコ君を連れて行きます。その病院では、腰痛と診断され、腰の治療を続けることになりますが、なかなか良くならず、別の病院でも診察、加療を受けることに。それでも症状は消えず、その病院の紹介でCT検査ができる県内の大きな病院へ出向かれたのでした。検査の結果は脳腫瘍。そう告げられた時のご家族様のお気持ちを思うと胸が詰まってまいります。

 

 

その病院から紹介され、東京の病院へと手術のために向かうこととなったチャコ君、ご家族様もまたどれほど不安であられたことでしょう。大変難しい手術ではありましたが、チャコ君はご家族様の愛情に支えられ、この難病を乗り越えました。入院中にはチャコ君を最初に見つけてくれた横浜にお住いのご子息もお見舞いに来てくれました。この再会はチャコ君にとって大きな力となり、回復を後押ししてくれたようにも感じられるのでした。

 

約2週間の入院を経て新幹線のグリーン車で金沢へ戻ってきたチャコ君。そこにはこれまでの弱々しさを感じさせない元気なチャコ君の姿がありました。退院後1ヶ月余、ご家族と穏やかでかけがえのない時間を過ごしたチャコ君でしたが、突然、体調を崩すとあろうことか、そのまま天国へと旅立ってしまうのです。あまりにも急なお別れでした。ご家族のお悲しみは計り知れないものがおありだったことでしょう。

 

ずっと寄り添ってこられたママ様、いつも一緒に過ごされていたお嬢様、遠く横浜から駆けつけられたご子息様、そしてお忙しい中でも心を寄せ続けてこられたパパ様 ― チャコ君の眠る姿を前にして号泣されるママ様とお嬢様、涙を必死にこらえておられるご子息、おひとりおひとりのお気持ちが苦しいほどに伝わり、私どもはどうお言葉をお掛けすればよいのかも分からず、黙したまま唯々、皆様のお心に寄り添うしかなかったのです。

 

「お拭き清め」から「お別れ式」へと続くなか、先住猫のサム君がずっと近くで鳴き続けていました。実は、数日前、チャコ君、サム君、ラム君は揃って外へ出てしまう出来事がありました。チャコ君とサム君はすぐに戻ってきましたが、ラム君だけが戻らないままで本当の意味での家出となってしまいました。もしかしたら、急に訪れた出来事をラム君は全く知らないままなのではないか 。。

 

そう思われていたところ、ご自宅でのお見送りにその準備を始めるとお家の周りを気にするように歩く一匹の猫の姿がありました。ご家族様にラム君の容姿を訪ねるとそれは確かにラム君でした。いつもとは違う空気を感じ取り 戻ってきてくれたのでしょうか。あるいはチャコ君に一目お別れを伝えに来てくれたのでしょうか。

 

チャコ君。あなたがご子息様と出逢い、ご家族皆と紡いできた日々はとっても深い愛に満ち溢れたものだったのですね。その温もりもその優しさも全てはご家族のなかで永遠に生き続けていくことと思います。どうかこれからも大好きなご家族のことを見守っていてください。

 

ほんとうに幸せでしたね、チャコ君。

 

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