お仕事日録

津幡町の雄猫、たっくん。19年間 寄り添った兄弟、ゆったん君のもとへ

【津幡町】19歳の猫、たっくんのご葬送のお手伝いをさせていただきました。

 

☆彡ご葬送録

 

19歳の雄猫、たっくんが19年間 寄り添った兄弟、ゆったんのもとへ旅立ちました。長らく二匹は津幡町でご家族様とともに穏やかな日々を重ねてきましたが、今年の1月末にゆったんが旅立ち、その後、残されたたっくんはひとり静かに余生を送っていたのです。

 

たっくんは、仔猫の頃からゆったんといつも一緒にいました。時にはゆったんに噛まれたり、猫パンチをされたりと兄弟らしい喧嘩もしたこともありました。それもまた たっくんにとってはかけがえのない日常。気がつけば、互いの存在がすぐそばにあり、寄り添うことも時として反目し合うことも全てが当たり前の日々だったのです。ゆったんをご葬送させていただいたあの日、兄弟の姿を探すように何度も鳴いていたたっくんの寂しそうな姿が脳裏に蘇ってまいります。

 

あれから半年が経ちました。大好きな兄弟がいない寂しさを胸に抱えながらもご家族の温かな愛情に包まれ一日一日を大切に過ごしてきたたっくんは、この日、とうとう、ゆったんのお隣に戻っていったのです。ゆったんが旅立ってからの半年はたっくんにとって決して短い時間ではなかったことでしょう。それでも最後まで懸命に生き抜き、その生涯を静かに全うしてくれました。

 

お見送りは、お父様、 お母様、お嬢様がお立合いくださいました。「お拭き清め」では、ご家族様は19年間の感謝を込めるようにたっくんの身体を優しく撫で清められました。

 

いよいよお火葬の段に入ることを告げる私どもにお母様はひとりごとのようにぽつりとこう問いかけられました。「お火葬は熱いでしょうか・・・」と。たっくんを案じるあまり思わずそう口にされたお母様。そのお一言には、最後まで我が子を想い続ける深い母の愛情が込められていることは言うに及びません。

 

 

 

玄関前でのお火葬が始まりました。たっくんは濃紺の夕空にご家族様に見守られる中、静かに上がっていきました。きっと、虹の橋の袂では ゆったんがたっくんを優しく迎え、「また一緒だね。」と優しく寄り添ってくれるでしょう。久しぶりに兄弟で鼻先を寄せ合い、安心したように寄り添う二匹の姿が目に浮かんでまいります。

 

これからは、もう離れることなくこれまでの19年と同じように仲良く過ごしながらご家族の皆を遠い空から見守っていてくださいね。心よりご冥福をお祈りいたします。