モフモフ、ふわふわの被毛を蓄えたシーズとチワワのミックス犬、タレゾウ君がこの世を去りました。12年の生涯でした。

飼い主様からは本日中にお火葬をとり行ってほしいとの要望がありました。とてもお忙しいご家族で、私どもがご提案させていただいたその日そのお時間までタレゾウ君をこのお姿のままひとりご自宅に安置しておくにはあまりに忍びない、飼い主様はそう思われたのではないかと存じます。ならば、日が落ちてからにはなりますが、本日、私どもがお伺いし その日のうちにご火葬させていただき 一晩 ご遺骨をお預かりしたのち、ご返骨は明日させていただく旨、ご提案させていただきました。

午後6時半にご自宅を訪ねると、飼い主様ご夫妻がお待ちでした。ご夫妻には、お拭き清めをお手伝いいただき、その後は私どもに全てお任せくださいました。タレゾウ君をお連れしようと立ち上がると、「もう行っちゃうの」と、奥様の悲しげな声が部屋に響きます。

玄関を出るとひんやりとした空気がわが身とタレゾウ君を包みます。ご夫妻もまた玄関からお出ましになられ、タレゾウ君の出立をお見送りされました。今夜、タレゾウ君はクッキーとティファニーに挟まれ我が家で過ごします。

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お火葬の翌日、昨夜と同じ時間にタレゾウ君のご遺骨を納めたお骨壷を携えご自宅を訪ねました。ご夫妻にタレゾウ君をお返しするとホッとされたのでしょう、笑顔で応じてくださいました。

タレゾウ君のご冥福を心よりお祈りいたします。