お仕事日録

ご家族皆の心を癒したゴールデンハムスターのハム助くん

ゴールデンハムスターのハム助くんが亡くなりました。2年と半年の生涯でした。ご家族5名皆、揃ってお別れしたいとのことで お火葬は全員がお集まりになられる夕刻時に決まりました。

 

ご自宅に伺うと、お父様、お母様、3人のお子様が待機しておられました。お拭き清めは玄関ポーチでとり行い、上のお兄ちゃんはその様子をビデオ付きカメラに熱心に録画しておられました。ご自宅は屋根付きの駐車場でしたのでその場でのお火葬は出来ず、ハム助くんをお預かりして火葬に適した場所に移動して行うことになりました。お火葬の一部始終をカメラに収めることが出来なくてお兄ちゃんは少し残念そうにされてましたので、私どもがお火葬後のハム助くんをお撮りし、お骨をお返しする時にお見せする約束をさせていただきました。夜に向かってこれから暗くなるうえスマホのカメラですのでうまくは撮れない不安はありましたが、ご家族様のご要望には出来うる限りお応えしたくそのように提案させていただいた次第です。

 

ハム助くんは3人兄妹にとても可愛がられていました。特に一番下のお嬢ちゃんとは大の仲良しでした。ハム助くんはこのコロナ禍にあってご家族の心を癒す特別な存在でした。2年半もの間、元気に過ごしてきたハム助くんに近頃、腫瘍が見つかり、その腫瘍はハム助君の生きる力を日に日に奪っていきました。お母さまはハム助くんが旅立っていく時のご自身をお心を想像され、その時が訪れても 私は泣かないだろうと考えておられたとのこと。しかし今、それが現実となり、こうしてお別れの時を迎えて、お母さまは「やっぱり悲しくて寂しいですね」と目を潤ませておられました。

 

 

お火葬が終わり、再度、ご自宅にご返骨に伺った際、ご焼骨後のお写真はお撮りしたものの うっかりその画像をお渡しするのを忘れてしまいました。帰途の車の中で気づき、あわててメッセージでお伝えし、すぐにメールに添付して送付させていただいた次第です。大切なお約束、早めに気付いてほっとしております。その後、お母様からは心温まるおご返信をいただきました。本当に有難うございます。

 

ハム助くんのご冥福、あらためてお祈り申し上げます。