お仕事日録

ミニチュアシュナウザーのペッパーちゃんの旅立ち

御年15才の女の子ミニチュアシュナウザー、ペッパーちゃんが旅立ちました。14才を過ぎた頃から体調を崩しがちになり、そして一昨日、とうとう、最近 患った肺炎をこじらせると天国へと召されていきました。それまではご家族様と海や山へと色んな所を旅をしたりとすこぶる元気に過ごしていたのですが。

 

 

さようなら。ペッパーちゃん!いつも履いていた赤い靴下を身に着け、楽しかった思い出のお写真を枕元に忍ばせ、今日は初めての一人旅です。でも大丈夫。みんなの心は楽しかった旅のあの日と変わらず今日も傍にいるからね - ご家族様の手によりペッパーちゃんの枕元にお花が手向けられるとお火葬は厳かな中 始まりました。

 

ペッパー君の具合が悪くなってからは、ご主人はペッパーちゃんが楽に旅を楽しめるようにとキャンピングカーを購入されました。彼の特等席は専ら運転席と助手席の間、お父さんとお母さんとの間だったみたい。ペッパー君、もっともっとキャンピングカーで皆と一緒に旅したかったね。旅行に行けないのは残念だけど、お父さんの気持ち、本当に嬉しかったね。この日、お伺いした時、ご自宅の前ではご夫妻はもとよりお年頃のお子様方からご夫妻のお孫ちゃんまで皆さん総出でお出ましになられていました。こんなに大勢の皆様にお見送りされて。ペッパーちゃん、とっても愛されていたのですね。

 

ヨチヨチ歩きの可愛い僕ちゃんを連れられたお嬢様は二人目をご懐妊中でした。お医者様からは出来る限り安静にと言われていたようですが、どうしてもペッパーちゃんの最期にお立合いされたくてなんと横浜から駆けつけられたとのことでした。ペッパーちゃんもこちらのご家族の皆様、お嬢様ご家族様 共に揃える日を自ら選んで旅立たれたのかな、とも思えます。

 

見上げれば旅に出かけたくなるような秋の空。西の空が少し赤く染まり出しました。もしかすると、ペッパーちゃん、今日の日も君が選んだのですか?