銚子町でご家族に愛されてきた沖縄原産の希少な犬種、琉球犬のげんちゃんが旅立ちました。

げんちゃんは15年前、ご長男が小学一年生の時に生まれた沖縄から飛行機に乗ってこちらのご家族の元にやってきました。
南の島とはまったく異なる北陸の気候。冷たい雨や雪に戸惑うこともあったでしょう。けれども、ご家族様の撫でる優しい手。お名前を呼ぶ温かな声。沖縄の太陽の代わりにご家族の愛にいつも包まれていたげんちゃん。遠い土地でありながら彼にとってここは心から安らげる場所になっていったのでしょう。

お火葬に伺うと、ご夫妻とお子様方、皆様がお揃いでした。そのお姿だけで15年の歳月の重みが伝わってまいります。お別れの説明を進めるなか、一番末のお嬢様がその意味を察されると急に堪えていた想いが溢れ出てしまったのでしょう、声をあげて泣き出されたのです。生まれた時からいつもそばにいた存在。一緒にいることが当たり前だった日々。小さな胸に広がる悲しみは計り知れません。
そしてお母様は「げんちゃんにたくさんのことを教えてもらいました」としみじみとお話しくださいました。命の尊さ。言葉がなくても通い合う心。家族として過ごした15年は、共に学び、共に成長された歳月だったのですね。
春にはご長男がげんちゃんのお骨の一部を沖縄の海へ散骨されるそうです。げんちゃん、覚えているでしょうか。あなたがこの世に生を受けたあの島の風を -

沖縄の海に還るそのお骨は生まれた地へのご挨拶のようでもあり、これまでの感謝を届ける祈りのようでもあります。けれども金沢で紡いだ15年の日々はこれからもご家族のそばにあり続けます。ご家族様はゲンちゃんのお骨をいつでも帰ってこられるようにとご自宅にも残されました。
遠く離れた二つの土地を結ぶように げんちゃんは沖縄の海にも金沢のご家族皆様の胸の内にも変わらず息づいていくことでしょう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
・・・・
琉球犬は、縄文時代に日本列島に存在した縄文犬の一種で猟犬として活躍していた犬種です。1990年に琉球犬保存会が設立されると沖縄の天然記念物に指定されましたが、現在保存会メンバーの高齢化が進行し、個体数の数が正確には分からないともいわれています。虎のような縞模様や赤茶色の毛並み、引き締まった筋肉質の体格が特徴で、性格は非常に温和で人懐っこく、飼い主に従順ですが、野生的な狩猟犬としてのルーツも持ち、運動量が多く賢い面も持っています。
#ペット火葬
#琉球犬 #縄文犬
#愛犬とのお別れ
#金沢市銚子町
#ペットフューネラルもみの木





