ミニチュアダックスフントのORLY(オーリー)君が旅立ちました。大きな瞳に赤毛がとっても美しいハンサム犬、享年14歳でありました。
ORLY君は肝細胞癌を患っていました。発症して1年もの間、頑張り続けましたが、2~3日前から後脚に力が入らなくなり、とうとう寝たきりとなってしまいます。飼い主様ご夫妻はそんなORLY君のためにおむつを用意されたのですが、残念ながらそのおむつも使い果たすことなく、昨日、ORLY君は虹の橋を渡って行きました。心よりお悔やみ申し上げます。
ORLY君が患っていた肝細胞癌ですが、ワンちゃんの場合、様々ある肝臓腫瘍のタイプの内の約70%に該当する癌のようです。肝細胞癌は比較的 進行が緩やかであり無症状のことも多いために偶発的に発見されることが多いとも言われています。進行すると肝機能低下、嘔吐、食欲不振などの症状を起こすようですが、ご夫妻のお知り合いのドクターのお話では、他の癌と比較して痛みのほうもかなり少ないようです。お拭き清めがとり行われる中、奥様は、それがせめてもの救いです、と寂しそうにお話しくださいました。
お火葬はご自宅でとり行いました。北陸でも早々と梅雨が明け、この日も青い空が広がっていました。ご夫妻に見守られながらORLY君は空へと昇ります。ORLY君、最後まで本当に頑張りました。ご夫妻とともに病と闘ったこの1年、手を尽くしてくれたパパとママにも感謝だね。私たちも、毎年 メタセコイヤが緑のトンネルを作る頃、君を思い出したく思います。どうか今は安らかにお眠りください。