お仕事日録

BOSS君の待つ空へと旅立ったトイプードルのROCK君

トイプードルのROCK(ロック)君が旅立ちました。薄茶色の被毛が美しく見た目もキュートなロック君、享年13歳でありました。ロック君は令和元年の秋に亡くなったマルチーズのBOSS(ボス)君のファミリーです。

 

ご自宅に伺うとボス君のご葬送の時にお立合いいただいたご家族が皆様お揃いでリビングにお集まりになられていました。お二階からはワンちゃん達の元気な鳴き声が聞こえています。ボス君のご葬儀の時もそうでしたが、ワンちゃんたちが私どものお仕事の邪魔をしないようにと飼い主様がワンちゃん達をお二階の一室に閉じ込めておられるのでした。お気遣いに感謝です。

 

ロック君は箱の中で眠るように横たわっていました。小柄な身体つきのせいかとても13歳には見えません。お顔を覗き込めば少し微笑んでいるようなとても安らかな表情でした。こんなにも満ち足りたお顔で眠っているのは、ご家族様に そして今は亡きボス君はじめファミリーの仲間たちに囲まれ、まさに退屈することのない楽しい犬生を過ごしてきたからなのでしょう。

 

仔犬かと思わせるほど見た目のキュートなロック君ですが、お仲間同士で喧嘩をしたりと気性の荒いところもありました。ファミリーの一員にお耳を齧られたり、ボス君の尻尾を噛んで血だらけにさせてしまったりもしたそうです。お耳のお穴はピアスの穴のようにも見えます。ご家族様のお話をお聞きする限り ロック君はかなりのやんちゃ坊主だったみたいです。人の世界では、ロックスターと言えば概ねツッパリのイメージではありますが、ロック君は言うなればワンちゃん界のロッカーだったのかと。。勝手に想像してしまいましたが、ロック君、許してくれますよね。

 

 

お火葬はボス君の時と同様、ご自宅の駐車スペースをお借りしました。ご家族様全員に見守られてロック君は夜空に旅立ちました。満月が優しい光を放ち昇り始めたロック君の足元を照らしています。お空の向こうではボス君がロック君の到着を待っています。そしてボス君はボスらしい大らかさでやんちゃ坊主を受け止めてくれるのではないかと思います。

 

さようなら、ロック君。 ボス君にどうか宜しく!! あちらでも、たまには喧嘩もいいけれど、ほどほどにね。
ご家族様に -  お悲しみのなかにあってお差し入れ等々、お気遣いいただき恐縮しております。ほんとうに有難うございました。あらためましてロック君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。