白い被毛が美しいチワワのメイちゃん13歳が亡くなりました。ご逝去から3日後の本日、飼い主さまのご自宅を訪ねました。
ご自宅ではお父さまとお二人のお嬢さま、そしてお嬢さま方のお子さまがおひとりずつ、私どもの到着を待ちでした。お嬢さま方はメイちゃんのご葬送に嫁ぎ先からご実家にお越しになられていました。メイちゃんはお嬢さま方にとってご実家に残してきた年下の可愛い妹なのです。
ご家族の皆さまがメイちゃんを取り囲むようにしてお拭き清めが始まりました。僕ちゃん達も普段、触らせて貰えなかったメイちゃんのお背中をママに促されるままに拭き清めます。
お拭き清めの間には、ご家族さまの中で誰が一番 メイちゃんに甘かったかのお話になりました。それによると、お父さまが一番、メイちゃんに甘かったみたいで、メイちゃんはお父さまの側にいることが多かったようです。
お父さまが優しかったのはメイちゃんに対してばかりではありません。小さいお孫ちゃんはおじいちゃんが大好きでお拭き清めの間も「じいじ、じいじ」とお父さまの膝の上をおねだりしたり もたれかかるように抱きついたり、上のお孫ちゃんもママとじいじ(お父さま)の間を行ったり来たり、、そんなお孫ちゃん達のお姿を伺うにつけ、メイちゃんもおふたりに負けないくらい甘えていたのだろうな、なんて、そんな想像もいとも容易くできるのでした。
この度のメイちゃんのご葬送に関しては業者選定からご手配までお父さまが全てなされました。メイちゃんが喜ぶと思えば、お庭からベランダに駆け上がれるスロープ付きのドッグランをこしらえてくれるお父さま。時に可愛さ余って、身体に良いとは思えないけれど美味しいものを分け与え、お嬢さまに嗜められはするものの、ご家族の皆さんにとってばかりでなくメイちゃんにとっても優しいだけでない頼もしい存在だったことは想像に難くないのです。
お火葬はエントランス前の広いスペースでとり行いました。ご家族さまに見送られてメイちゃんは空へと上がって行きました。メイちゃん、どうか空の上からご家族さまを末永くお見守りくださいますように。