お仕事日録

ヨークシャーテリアのソラ君が老衰で亡くなりました

ヨークシャーテリアのソラ君が老衰で亡くなりました。

 

お火葬のご依頼を承り、雪道を飼い主様のご自宅に向かいました。ここ数日間は雪が降ったり止んだりを繰り返しており、加えて夜間には氷点下になるなど寒く厳しい天候が続いていました。飼い主様のご要望はご自宅でのお火葬でしたが、果たして火葬スペースは確保できるのだろうか、もし不可能であれはご自宅から離れた場所でのお火葬でご容赦いただかねばならないかも。そんな思いを抱きながらご自宅前に到着すると飼い主様がスコップを持ってご自宅横のスペースの雪を退かしてくださっておられ、私どもは促されるままお火葬車をその場所に駐車させていただきました。雪を退かしてくださっていなければご自宅でのお火葬は断念せざるを得ないところでありました。ご家族様にはお手数をお掛けし申し訳なく存じます。

 

 

玄関先でお拭き清めさせていただき、お母様、お兄様、お嬢様方、ご家族様の皆様方には代わる代わる順次、清めていただきました。ソラ君のファミリーには1年違いでドッグレスキューからやってきた同い年のヨークシャーテリアのリク君、そしてその後、東京のキャットレスキューから貰われてきた猫のアメリちゃんがいます。3匹は優しいご家族に囲まれて幸せに過ごしてまいりました。リク君はご家族様に抱かれながらソラ君のお拭き清めにも立ち合ってくれました。リク君はソラ君より大柄で白内障の気はあるものの今日まで病気らしい病気もせず今日までソラ君と共に過ごしてきたのです。分かっているのでしょうか。どこかリク君のお顔も寂しそうではあります。

 

 

たくさんの雪が積もっている中でのお火葬ではありましたが、さすがソラ君、悪天続きのなかにも時折、青い空が見えるお旅立ちとなりました。ソラ君。雪雲のもっと上のお空はきっとソラ君に相応しい青い空だと思う。君を失って悲しむご家族様にどうか天国より一足早い春の澄んだ空を届けてくれるかな。

 

 

ソラ君のご冥福をお祈り申し上げます。