ミニチュアダックスフントのククル君が心臓肥大で亡くなりました。
15歳の誕生日から1ケ月後の昨年の10月、動物病院の先生からいつ亡くなってもおかしくないと言われたククル君でしたが、一日でも長くママさまやご家族さまと一緒にいたい、その一心だったのでしょうか、15歳と8ケ月の今日までほんとうによく頑張りました。
今朝ご連絡いただいて遠方におられるパパさま、お兄さまも15時のご葬儀に間に合いよう金沢にお戻りになられました。そうしたなかククル君は今、ご家族の皆に取り囲まれどこか安心しきったお顔で永遠の眠りに着いています。ククル君。今生のお別れに集まってくれたご家族のお気持ち、ほんとうに嬉しいね。
ご家族さまに優しく拭き清められたククル君。側で見守られていることが嬉しいのでしょうか、「皆に会えてもう寂しくないよ」と言わんばかりに美しいチャコールの被毛をキラキラ輝かせていました。その後、真っ白いおくるみに包まれて棺に納まるククル君、その前足にはお数珠が付けられました。
お別れ式では経が読まれる中、ご家族様にはご焼香をいただきました。その後、炉前では棺の中に色とりどりのお花が手向けられ、ククル君の枕元にはママさん手作りのお弁当が供されました。
ククル。どうか天国で安らかに眠ってね。私たちは君を忘れない。いつまでも大事な家族だよ。ご家族さまのお気持ちが一つとなってククル君に届いた時、ククル君は空へと立ち昇って行きました。
お骨上げはご自宅の一室をお借りしてとり行いました。私どもがご焼骨後、全てのお骨をトレーに集めさせていただき、ご家族さまにはトレーからお骨壺に収めていただきました。ご家族さまはひとつひとつお骨を確かめながら骨壺に収められ、爪や手指の可愛いお骨は小瓶に取り分け収められました。
パパさま、お兄さまはまたご自宅を離れますが、この小さなお骨はご家族さまのお手元でのお守りとなります。ご家族さまによってたくさんの愛を授けられていたククル君ですから小瓶に収められた小さなお骨にも愛がアロマのように溢れています。ククル君、これからも薫るような愛でご家族さまをお守りくださいますように。
ククル君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。