お仕事日録

猫のミアちゃんが旅立ちました。

白と黒のコントラストが美しい猫のミアちゃんが旅立ちました。享年7歳でした。

 

 

いつになく具合を悪くしていたミアちゃん、心配した飼い主様は病院へと連れて行きます。診察の結果、体の一部に腫瘍が見つかり、その後、病院での病状の経過を待たずしてあっという間に天へと召されていったのです。突然の出来事にご家族さまは為すすべもなくそのお哀しみは如何ばかりかとお察し申し上げます。

 

ペットちゃんの中にはご家族に心配をかけまいと皆に悟られぬよう痛みに耐えジッと我慢するそんなペットちゃんがいるのです。ミアちゃんもまたご家族思いの優しい性格故に遂には倒れてしまうまでずっと我慢していたのでしょう。ご家族さまにはお悔やみ申し上げるとともにミアちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。

 

7年前、ミアちゃんはコンテナの中でたくさんの兄弟妹たちと一緒に保護されました。生後2ケ月の時に余命宣告される腸の大病を患うのでした。それでもご夫妻の看病とミアちゃん自身の持つ生命力で病気を克服し、その後は至って元気に過ごしていたのです。

 

ミアちゃんにはファミリーがいます。フサフサの毛並みがゴージャスなシェルティーのファナちゃんに、性格の違う2匹のにゃんこ、ミアちゃんに負けず劣らず人懐っこい坊やと恥ずかしがり屋の僕です。そんななかでもミアちゃんはご夫妻にとってはとても頼りになる存在でした。時に話し相手となり、時に心をほっと癒してさしあげる存在だったようです。ママさんのお話をお聞きしその切ない胸の内が否応なく伝わってくるのでした。

 

 

ママさんのお母さまは先日、ご葬送させていただいた猫のみかんちゃんの飼い主さまです。本日もお母さまはお嬢さまのお家にお越しいただいておりました。ママさんにはみかんちゃんのご葬儀の時に、かつてはりんちゃんのご葬送の折にもお会いしていますが、みかんちゃんのご葬送から時置かずミアちゃんが旅立ってしまうとは、、ご家族ならずともどうにもやるせない思いが湧き上がってまいります。

 

ミアちゃん、頑張っていたんだね。ほんとうにお疲れさま。これからはご夫妻を、そしてファミリーの皆を遠い空から見守っていてね。