金沢市春日町のトイプードルの女の子、ベリーちゃんが旅立ちました。14歳でした。

グレーの被毛をまとったベリーちゃんはひときわ小さくて愛らしい女の子。そのお姿からは想像もつかないほど日々を元気いっぱいに過ごしていたベリーちゃん、嬉しい時も悲しい時もいつもママ様のそばに寄り添い、言葉を交わさずともご家族の心をそっと和ませてくれる存在でした。
そんなベリーちゃんでしたが、最近になって 突然、肺水腫を発症します。直ぐに病院へ連れて行かれると、早々に入院となりました。「肺の水が抜ければ、お家に帰れる」希望を胸にベリーちゃんは治療に耐え、頑張り続けました。されども、悲しいことにベリーちゃんの希望は叶うことはなかったのです。ベリーちゃん。ちっこい体でほんとうによく頑張ったね。今はゆっくりお休みください。
入院中、先生や看護師の皆様もベリーちゃんの小さな体にお心を寄せられ 献身的に看病してくださったとのこと。その温かなご配慮は、ベリーちゃんが旅立つまでの時間をご家族にとってどれほど心強いものにしてくれたことでしょうか。
ご葬儀の日まで日数が空いたため「お拭き清め」は、事前にご自宅にお伺いし ママ様とご長女様、ご子息様のお三方、お立合いのもと、とり行いました。
お拭き清めを終えて、今ここに おくるみに包まれ眠るベリーちゃんはとても穏やかなお顔を覗かせています。最後までなんて可愛らしい女の子なのでしょう。
「ほんとうに辛いです。14歳まで育てた子供が突然いなくなるのと同じです」とママ様は静かに今のお気持ちを吐露されました。長い年月を共に過ごし、喜びも悲しみも分かち合ってきた愛してやまないかけがえのない ” 大切な家族 ” ー そんなベリーちゃんへの想いが、そのお一言に凝縮されているようで、押し潰されそうなママ様の胸の内が痛いほど伝わってまいります。
お火葬は、ご遠方から駆けつけられるご次女様も含めご家族皆が揃う日にとり行われました。ご家族様はお旅立ちから今日までのこの4日間、深い悲しみの中にありながらもベリーちゃんとの大切な時間をひとつひとつ丁寧に受け止めておられたようです。
パパ様、ママ様、ご子息、二人のお嬢様、そして同じトイプードル、4歳のラズちゃんも加わってベリーちゃんをお見送り。ご家族の手で納棺が行われると枕元にはお花が可愛く飾られました。大好きだったおやつも忘れてはいけません。ご家族様は代わる代わる炉前でベリーちゃんとの最後のお別れに臨まれました。炉内のシートがどなたかの涙で濡れています。きっとベリーちゃんはご家族皆の思いをしっかりと受け止めたことでしょう。
程なくして炉に火が放たれるとベリーちゃんはご家族皆の愛に包まれる中、静かに冬の空を昇って行きました。14年間、家族の喜びも悲しみも共にし、いつも一番近くで皆に寄り添い、静かに心を支え続けてくれたベリーちゃん。その温もりと存在はこれからも変わることなくご家族の心の中で優しい記憶として生き続けていくことでしょう。
心よりご冥福をお祈りいたします。





