お仕事日録

真っ青に澄み切った夏の空に ミニチュアダックスフントのモカちゃん

ミニチュアダックスフントのモカちゃんが亡くなりました。享年14歳。腎障害を患っていました。

 

その日の朝、お世話になっている動物病院の先生からお電話をいただきました。「うちでずっと診てきたワンちゃんが亡くなったのですが、飼い主様のご要望に応えてあげて欲しい」とのことでした。その後、飼い主様から直接お電話をいただき、出来うる限りご要望にお応えしたいとの旨をお伝えしました。

 

ご自宅に伺うとモカ色のダックスフントの女の子が横たわっていました。5月の末から体調を崩し、ご家族様の看病の下、約2ケ月頑張りましたが、ここに命尽きる日を迎えました。お火葬は4日後、ご家族様が揃う日にとり行いたいとのことでした。ご家族の皆様がお揃いになられる日までモカちゃんを安置しておきたいとのことで、この日はお母様とお兄様にお手伝いいただきながらお拭き清めをとり行い、その後、しっかりと保冷措置を施しました。お母様にも夜半に保冷剤を取り換えていただくようにお願いしました。替えの保冷剤をお母様にお渡しし、冷凍庫で保管しておいてくださるようお願いしていたのです。

 

翌日も猛暑との予報で、保冷材だけでは保冷措置が難しいと考え、その翌日はドライアイスをご自宅にお持ちし保冷措置を施すことにしました。次の日もドライアイスをご自宅に持参、措置を継続させていただきました。ドライアイスの交換に伺うたびにモカちゃんのお顔が日に日に安らかになっているようにも思えます。ご長男ご夫妻も遠方からお別れに帰省されていましたし、普段会えない大好きな方々に会えたことが嬉しかったのでしょう、安らかなお顔はそんな気持ちの表れなのかもしれません。

 

お火葬当日。ご自宅に伺うとお父様がいらしゃいました。昨夜、ご出張先から戻られたようです。これで、お母様、おばあちゃま、ご子息様方ともしっかりとお別れが出来ました。いよいよお火葬を待つばかりの身となったモカちゃん。お父さまも帰ってきてくれたし、ほんとうに大好きな皆に最後に会えて思い残すことはないね。

 

 

お火葬はモカちゃんが元気な頃によくお散歩に出かけた公園です。夏休みの最中で多くの家族連れで賑わう駐車場を避け、そこからほど近い別の静かな駐車場でとり行うことにしました。わたしどももご家族様の思い出の公園にほど近い場所でとり行うことが出来てほっとしました。
お火葬が終了し、ご家族様には炉内のお骨を確認していただきました。そして全てのお骨をお骨壺に収め、その場でご粉骨させていただきました。一回り小さくなったお骨壺に収められたモカちゃんはこうしてご家族様の元に戻りました。

 

真っ青に澄み切った夏の空。公園を後にするご家族様。その車の助手席のお母様の手には骨壺に収められたモカちゃんがいます。モカちゃんはこれからもこちらのご家族様に末永く愛されることでしょう。モカちゃん。ほんとうに幸せだね。