お仕事日録

パピヨンとマルチーズのミックス犬 りんくちゃんが旅立ちました。

パピヨンとマルチーズのミックス犬の女の子、りんくちゃんが旅立ちました。13歳でした。

 

 

りんくちゃんは腎臓に持病を抱えてはいましたが、亡くなる前日まで元気に過ごしていたのです。昨夜もいつもと変わらずご夫妻の足元で静かに眠りに着きました。

 

翌朝、令和5年の最後の朝です。ご夫妻がベッドから起き上がろうとすると何かがいつもと違いました。ハッとしてりんくちゃんに意識を向けられるとご夫妻には思いもよらない現実が待ち受けていました。なんとりんくちゃんはすでに息を引き取っていたのです。胸元に突然突きつけられた刃のような現実。あまりに辛すぎるお別れ。私どもにはご夫妻にお掛けする言葉すら見つかりません。唯々ご冥福を祈るばかりでありました。

 

お拭き清めは玄関でとり行いました。真っ白な被毛が露わになりりんくちゃんの可愛さが際立つとご夫妻の温かい眼差しがりんくちゃんに注がれました。りんくちゃん。私にもわかります、ご夫妻の愛情を一身に受けてきたことを。素敵なパパとママに出逢えて本当に幸せでしたね。

 

お火葬は駐車スペースでとり行いました。りんくちゃんはご夫妻に見守られながら青い空へと昇っていきます。能登沖での大地震、その余震が続くなかでのご葬送でした。お拭き清めの最中にもかなりの揺れを感じました。このお火葬が昨日のこの時間だったら果たして私に冷静な判断が出来ただろうか?今一度気を引き締め直した次第です。

 

 

ご承知の通り、この地震で多くの尊い命が失われ多くの方の住まいが奪われてしまいました。大切な人を亡くされ悲しみに暮れる方々が大勢おられます。中には愛しいペットちゃんを失ったり離れ離れになってしまった方も少なくないと存じます。あらためまして被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の伝統・文化・産業・インフラ等々のあらゆる面が一日も早く復興されますことを切に、切に願っております。