ハムスターの元ちゃんが旅立ちました。ご家族様には心よりお悔やみ申し上げます。
元ちゃんはこちらのお宅に来て2年半弱、毎日で楽しく過ごしてきました。ハムスターの寿命を考えると元ちゃんはここまでよく頑張ってきたと思います。
そんな元気印の元ちゃんですが、最近、お腹に腫瘍が見つかりました。腫瘍はハムスターに多い疾患ですが、高齢になるとその発生率はグンと高くなるのです。小さな体ゆえに手術可能な年齢も1歳半程度です。リスクを考えればそれもまたかなり無理な選択と言わざるを得ません。
“旅立つその日までたくさん食べてたくさん遊んで与えられた命を全うしてもらいたい ” 飼い主さまご夫妻のお気持ちを知ってか知らずか 元ちゃんはまさに亡くなる間際までそのお名前の如く食欲も失わずあちらこちらと動き回っていたようです。
お拭き清めに引き続き、お火葬はご自宅の駐車場でとり行いました。お立合いいただいたのはご夫妻と小学生のご子息。お母さまはご子息にゲンちゃんのご焼骨後の姿を見せるべきか否かを悩まれていましたが、ご子息は元ちゃんの今ここにある現実をしっかりと受けとめておられました。お父さまは、「命に大きいも小さいもない、2年半とはいえ ご縁で繋がった命をしっかりと弔いたい」と いみじくもそんなお話をされましたが、ご子息もまた生けるものへの慈愛の心をここに育み深められたのではないかと存じます。
元ちゃんはお家で四十九日を過ごした後、寺院にてご供養され 納骨されることとなります。