お仕事日録

トイプーとポメラニアンのミックス犬 ココちゃんの旅立ち

ココちゃんが旅立ちました。

 

ココちゃんのお歳は14歳、トイプードルとポメラニアンのミックスちゃんです。お火葬のご依頼を賜わり私どもがご自宅に伺ったのは亡くなられた翌々日のことでした。

 


お火葬当日、ご指定のお時間に伺うとお母さまとお嬢さまがお待ちでした。ココちゃんはと言うと、お部屋の真ん中の小さなベッドのうえでお顔だけ覗かせ眠っています。穏やかな最期だったのでしょう、とても穏やかな寝顔で佇んでいました。

 

ご家族さまには丸一日 ゆっくりとお別れされたご様子でしたが、私どもがあらためてお悔やみ申し上げると哀しみの波がまたお二人のお心に押し寄せてきたのでしょう、お嬢さまは涙をグッと堪えるようにされました。言葉ひとつにも哀しみという感情の波を今また立たせ蘇られるに充分なほどにお二人は愛おしくも悲しい一日を過ごされたのです。それでもしっかりとお別れのお時間を持たれたことは本当に良かったと思います。ココちゃんも嬉しかったよね、ご家族さまとゆっくりお別れが出来て。。ココちゃん。どうか安らかにお眠りください。

 

お拭き清めが始まりました。優しい毛色の被毛を愛おしく撫でるように拭き清められたお母さまとお嬢さま。お嬢さまが就職された年にココちゃんはこちらのお家に迎えられたのだそうです。その頃はクルンクルンの毛並みだったココちゃんでしたが、成犬になってからは段々と真っすぐな毛が多くなってきたようです。ココちゃんはプードルとポメラニアン両方の可愛いところがミックスされて生まれてきました。サイドチェストの上にはココちゃんの姿が写されたお写真が額に飾られているのですが、その遺影でもそのことがはっきりと確認できるのです。

 

その後、ココちゃんの遺毛を小瓶に詰められたお二人はココちゃんが眠る棺の中に優しいお色の花々をお供えになられました。お火葬は花壇の花が美しい玄関前の駐車場。ココちゃんはお二人に見守られるまま静かに空へと上がってゆきました。

 

 

ココちゃん。天海の向こう岸からこれからもご家族さまを見守っていてください。