お仕事日録

トイプードルのレオ君が旅立ちました。

トイプードルのレオ君、13歳が旅立ちました。

 

 

ご自宅に伺うとお母さま、ご子息、おばあちゃま、叔母さまがお待ちでした。レオ君はお部屋の中央、ベッドの上で横たわっていました。レオ君。どうぞ安らかにお眠りください。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

レオ君は1年前まで病気や怪我もなく恙なく過ごしてきました。ところが12歳を過ぎた頃でしょうか、腎臓結石が見つかり手術で取り除くことになりました。そしてその後の手術は成功、大量の結石を取り出しました。それから暫くして今度は膵臓に不具合が見つかり入院することとなりました。入院中の点滴でお家に戻れるほどに回復し、晴れて退院したものの、またぞろ元気を失っていくのでした。そしてとうとうお別れの時を迎えます。最期はお母様のお布団の上でした。おばあちゃま曰く、3度、「ありがとう」と言って旅立っていったのです。

 

レオ君は病院やトリミング店でも大変な人気者でした。とってもお利口さんだったみたいです。そんなレオ君ですが、実はお家の中では「王子様」でした。自尊心が高く自らの意思を貫き通す一面も持ち合わせていたのです。おばあちゃまとの毎日のお散歩でもご近所の方々に声を掛けられるとそれにしっかりと応えてご挨拶していました。毎日のお散歩はおばあちゃまの運動不足の解消になろうとのことで始められましたが、元気な頃の一番多い時にはなんと毎日3回もおばあちゃまと出かけられていたみたいです。多分 レオ君はおばあちゃまのナイトとしてのプライドを胸に日々のおばあちゃまのお供に励んでいたのでしょう。「おばあちゃんを元気にするのは僕しかいない!」みたいな、そんな感じだったのかもしれません。

 

 

お伺いさせていただいた当日は拭き清めだけさせていただき、ご葬儀、お火葬は日を改めてとり行いました。日を空けることでご家族さまにはたっぷり時間をかけてのお別れが可能となります。その日のセレモニーには叔母さまのお嬢さまもご参加くださいました。その後のお火葬はご自宅前です。炉前での最後のお別れにおばあちゃまは涙を拭ってレオ君に語りかけられました。「いつも助けてくれてありがとうね。しばらくだけ待っていてね」と。そのお言葉に傍らの私どももあまりの切なさに胸が詰まる思いに駆られるのでした。程なく炉に火が入り、レオ君はご家族さまに見守られる中、ゆっくりと空へと上がっていきました。

 

一晩 ゆっくりと皆とお別れ出来て良かったね。昨晩は優しいお母さんや頼もしいお兄さまといっぱいお話し出来たのかな。優しいご家族に巡り合えて本当に幸せでしたね。どうかレオ君、これからは天国からご家族さまを見守っていてね。