お仕事日録

ミックス猫のピース君がサスケ君の元に旅立ちました。

白地に黒の斑点、鍵尻尾が可愛いミックス猫のピース君が旅立ちました。享年16歳でありました。

 

 

ピース君は3年前にご葬送のお手伝いをさせていただいた黒猫、サスケ君のファミリーです。ピース君はこのところ肝臓を悪くし入院を余儀なくされていました。祈るような思いで退院を待たれていた飼い主様ではありましたが、回復へとは向かわずして残念ながら最後は多臓器不全に陥り、今ここに旅立っていきました。

 

 

飼い主様とはあの日サスケ君をお見送りした公園の駐車場で待ち合わせました。飼い主様とはすぐにお会いすることが出来ました。お立ち合いいただくご家族様はあの日お会いした飼い主様ご夫妻とお嬢様です。お火葬は少しだけ場所を移動してひと気のない場所でとり行うことになりました。

 

ピース君がこちらのご家族に迎えられた当時、先住のサスケ君も若く元気な頃で弟分の仔猫ピース君をとても可愛がってくれてこちらのお家のルールを色々と教えていました。一緒に追いかけっこをしたりお昼寝したりと とても仲良く過ごしていたのです。大好きな兄貴に先立たれたピース君はこの3年を寂しい気持ちで過ごしていたのかもしれません。

 

 

ご納棺。先ほどの土砂降りの雨も心なしか小降りとなりました。炉に火が放たれるとピース君は夜の空へと昇って行きました。ご家族様は霧雨に包まれる中ピース君の出立をお見守りくださいました。お別れの涙はご家族様の肩を優しく濡らしています。

 

ピース君。皆とのお別れは辛く寂しいけれどもサスケ君が虹の広場で待っているからもう泣かないで。そして天国に着いたらば、サスケ君とともにどうか皆を見守っていてください。

 

ピース君のご冥福を心よりお祈り申し上げます。