お仕事日録

三毛猫のみゅうちゃん、14歳が旅立ちました。

三毛猫のみゅうちゃん、14歳が旅立ちました。

 

みゅうちゃんはかねてより肝臓を患ってはいました。とは言うものの亡くなる前日もごくごく普通に過ごしていたのです。ところがこの日の朝、目覚められたお母様はみゅうちゃんの様子がどこかおかしいことに気付きます。その直後、お母様は信じられない現実に直面するのでした。なんとみゅうちゃんはすでに息を引き取っていたのです。

 

あまりに急なお旅立ち。ご家族様におかれてはそのご心情 如何ばかりかとお察し申し上げ、唯々お悔やみ申し上げるばかりです。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

みゅうちゃんはきっと大好きな家族には自らの苦しがる様子だけは見せたくないと我慢し続け、ここにそっと旅立っていったのかもしれません。

 

ご訃報をお聞きしたその翌日、ご自宅に伺いました。待っておられたのはお父様、お母様、お嬢様。みゅうちゃんは既に病院で綺麗に身支度され、棺箱の窓から穏やかなお顔を覗かせていました。明日のお火葬にはご家族皆が揃われるとのことでこの日はご清拭と保冷の措置だけさせていただきました。明日のお火葬はご自宅の駐車場をお借りしてとり行うことにさせていただきました。

 

 

お火葬当日。みゅうちゃんにはたくさんの家族がいました。お火葬にはご夫妻の他、お二人のお嬢様とそのご家族、ご子息のご家族、お孫ちゃん達まで大勢集まっておいででした。みゅうちゃんはご一族皆にとっても可愛がられていました。

 

炉前での最後のお別れには、ご子息、お嬢様、お孫ちゃん達もおひとりおひとりが其々にみゅうちゃんにお花を手向けられ さよならされました。ご焼骨後のお骨拾いの時にも皆様逐次戻って来られると最後までしっかりとお見届けくださいました。

 

ご家族皆様の仲睦まじいお姿を見るにつけ、みゅうちゃんもまた普通にいつもこの輪の中にいたのだろうと思うとどこか切なくもある一方、もしかするとみゅうちゃんは今この時も変わらずこの輪の中にいるのかも、そんな気もしてくるのでした。

 

みゅうちゃん、輪の中は君にとって最高の居場所だったのですね。