黒柴のさくらちゃんが老衰で亡くなりました。
さくらちゃんはここ1ケ月程体調を崩し寝込んでいましたが、寄る年波には逆らえなかったか、元気を取り戻すことなく今朝方、大好きなご家族に見守られる中、旅立ちました。
ご自宅に伺うと、パパ様とママ様、そして可愛い僕ちゃんとお嬢ちゃんがお迎えくださいました。リビングに上がらせていただくと小さなベッドの上で横たわっているワンコちゃんがいました。その子がこの度ご依頼を承ることとなった享年16歳のさくらちゃんです。さくらちゃん、天寿を全うして穏やかなままに逝けたのでしょうか、とっても優しいお顔でありました。さくらちゃん。このお歳まで本当に良く頑張りました。
さくらちゃんはこちらのお宅の三人のお子様方の長女として育ちました。さくらちゃんがご夫妻のところにやってきたのは16年前。その二年後、ご夫妻にご長男が授かり、後にご次男、ご長女が授かりました。さくらちゃんはその度に弟妹達を優しく迎えてくれました。そう、さくらちゃんはお子様方のご成長を其々に赤ちゃんの時からずっと見守り続けていたのです。実際は、一番末のお嬢ちゃまがご長女ということになりますが、そのお嬢ちゃまは少なくともさくらちゃんにとっては可愛くてたまらない妹でした。想像するに、これまでの10年余のさくらちゃんの犬生は少し賑やかでとっても愛らしい時間だったのではないでしょうか。何ものにも代えがたい素敵な時間でしたね、さくらちゃん。
さくらちゃんの最期の1ケ月はほぼ寝たきりの状態ではありましたが、夏休みに入ったこともあってか、普段は学業やスポーツクラブで忙しい弟妹ちゃん達ともいつもより多くの時間を一緒に過ごすことが出来たようです。
お火葬はご自宅の駐車場をお借りしました。ご長男はこの日忙しくてお立合いは叶いませんでしたが、さくらちゃんの枕元にはご長男がいつも使っていたというお品が供えられました。下の僕ちゃんとお嬢ちゃまがご長男の分までしっかりとお見送りくださいました。
さくらちゃん、これまで可愛いお子様方を側で見守ってくれてほんとうに有難う。ご成長を側で直に見守れないのは残念だけど、空の上ならグラウンドも教室の中も見渡せますね。どうかこれからもお子様方のさらなるご成長を楽しみに祈っていてね。
さくらちゃんのご冥福をお祈りいたします。