お仕事日録

白猫みるくちゃん、いちごちゃんとうめちゃんの元に旅立ちました

いちごちゃんとうめちゃんのファミリー猫、みるくちゃんが旅立ちました。享年15歳でした。

 

 

 

うめちゃんのお見送りの時にもお顔を覗かせていたあのみるくちゃんが・・・ママさまからのお電話で一瞬、言葉を詰まらせてしまう私達。そう、忘れもしません。初めてみるくちゃんにお会いしたのは、いちごちゃんのご葬送の時でした。青い瞳と濁りのない真っ白な短毛に全身を覆われたあまりに美しいその姿に感動すら覚えたことを昨日の事のように思い出されます。

 

以前から糖尿病で足の具合が悪いとはママ様から伺っていました。今年の3月頃から病状が悪化し始め、その後、目に感染症が見つかるとみるくちゃんは両目の摘出を余儀なくされてしまうのでした。 しかしながら高齢のみるくちゃんにとって手術前の全身麻酔は大きな負担となります。その為、ダメージを最小限に抑えるために一度の手術で両目を摘出することになったとのことでした。やつれてしまったお姿を前にして心が蓋されるような思いに駆られる私達でありました。

 

手術後、みるくちゃんは毎日ママ様に連れられて両目のガーゼ交換や点滴のため病院に通っていたとのこと。しかしママ様の懸命の介護も空しくみるくちゃんの体力は日に日に衰えていきました。最後はお水も飲めなくなっていたみるくちゃん。旅立つその日は一口だけ夕食を口にすると静かに旅立っていきました。

 

晩年は病気で苦しんだみるくちゃんですが、その猫生は優しいご家族様とファミリーにゃんこ達に囲まれてとても幸せだったことでしょう。三度ご用命いただきご自宅に伺った私どもには彼らの幸せな猫生が手に取るように分かるのです。清潔な環境の下、ご家族に愛されながらも自由に生きているにゃんこちゃん達を目の当たりに見てきた私どもなのですから。

 

みるくちゃん。どうか天国で再会する仲間たちとともにご家族様を見守っていてね。心よりご冥福をお祈りいたします。そしてご家族様には三度、ご用命いただき心より感謝申し上げます。