猫のえいと君、12歳が旅立ちました。
真っ白い身体に三毛模様のお顔、尻尾はショコラ・グレーというコントラストがとっても美しいハンサムボーイ、それがえいと君。私どもを前に今、ここに永遠の眠りに着いています。
これまで全く病気の兆候もなかったようです。こころなしか元気がないようにもご家族様は感じておられたようですが、気にする程度でもなかったようです。まさに えいと君、いつもと変わらず過ごす中、突然その時を迎えることとなったのです。突然のお別れほど悔しいものはありません。お母様、お嬢様、ご子息のお三方でお見送りされましたが、余りに突然の出来事にどれほど皆様が悲しみの中で心塞いでおられるかと思うと胸が締め付けられる思いです。
お火葬はご自宅前でとり行われました。ご出棺の時に強く降り出した雨はご焼骨が終わる頃にはすっかり止んでいました。えいと君のご焼骨後のお姿をご家族様にご確認いただき、お骨の部位などの説明もあわせてさせていただきました。その後、お骨をパウダーにさせていただきご家族様にご返骨させていただきました。
えいと君は一回り小さな骨壺に収められましたが、この後もご家族の皆が語り合い、時に笑い合うそんな姿を皆様の傍らで見続けて欲しいと思います。えいと君の存在が家族の絆をより一層強いものとしていたことは疑う余地はありません。それはほんとうに誇れること。またえいと君の存在はお骨になっても変わることはないのです。
えいと君。どうかこれからもお骨壺を目印にして時折 天より舞い戻り、その誇りを胸の勲章バッジにして大好きなご家族様を見守り続けてください。
ご家族様には謹んでお悔やみ申し上げます。