お仕事日録

想い出のあの場所で ルーンちゃん

柴犬のルーンちゃんが旅立ちました。ご家族様からのご依頼を受けお通夜の支度にご自宅に伺うと、優しいお顔で眠るルーンちゃんとご家族様がお迎えくださいました。

 

ご葬儀のプランをあらためて確認をさせていただいた後、お通夜のための祭壇を設えさせていただきました。ご家族様には弊社スタッフによるお拭き清めをお見守りいただきました。お通夜は本日の夕刻、ご葬儀は明後日となりました。私どもはこの後 一旦引き上げ、日が沈む頃に再度来訪させていただくのです。ルーンちゃんの体重をお量りさせていただくと、7.77 Kg ございました。七夕に生まれたというルーンちゃん、7 という数字にご縁があるようです。記憶に留めやすいよう、7 と言う数字を並べることで「私のこと、絶対、忘れないでね」 そう言っているようにも思えます ー 心配いらないよ、ルーンちゃん。こちらのご家族なら忘れることなどありはしないから。。

 

 

お通夜は定刻に始まりました。読経の間、ご家族にはご焼香をしていただきました。お母様にお嬢様お二人、そして お嬢様のご主人と小さなお子様たち。ご家族様、皆が意見を出し合い、自らの手でルーンちゃんと最後のお別れを形にしようとする、その人任せでないお姿にルーンちゃんがいかに愛されていたのかが手に取るように分かります。

 

一日おいて、ご葬儀にお伺いするとルーンちゃんは色とりどりのお花と大好きな食べ物に埋もれていました。ゆっくりとお別れ出来てこれほどまでに尽くされたご葬儀を執り行うのは私どもとしても初めてです。

 

ご家族様に先導していただいたのは広々とした車の出入りも可能な公園です。この公園はルーンちゃんがいつも遊びに来ていたご家族様にとってもルーンちゃんにとっても思い出の場所なのでした。お火葬の間、ご家族様にはずっとお立合いいただきました。また、ルーンちゃんとの思い出を辿るようにご散策されてもおられました。

 

 

ルーンちゃんは、老いもありますが 内臓が良くなかったとのことでした。実はお嬢様のお一人が入院されておられたのですが、ルーンちゃんの具合が悪くなったのは、お嬢様が退院されたその日の午後、散歩に出かけた直後だったとお聞きしました。久しぶりにお嬢様の元気なお顔を見れたことで安心したルーンちゃんはここに旅立つ決意をしたのかもしれません。

 

「可愛いね!」と道行く人にいつも言われるルーンちゃんでしたが、そんな言葉を耳にすると、俄然、張り切るとってもお茶目なところがあったようです。ご葬送後、ご家族様からはルーンちゃんとの思い出がいっぱい詰まったアルバムをみせていただきました。どれもこれも慈愛に満ちたお写真です。そのなかでも目が釘づけとなる写真が一枚ありました。子供たちやご家族様で卓袱台のうえで何か作業をしているお写真なのですが、そのなかに皆と同じ姿勢をしているルーンちゃんがいたのです。前足を台に乗せてワクワクしながら作業しているかのような、まさに人間の子供のようなのです。ルーンちゃん自身、自らをワンちゃんだと思っていないような、、、そんな気がする一枚でした。

 

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