お仕事日録

寛ちゃんのライバル

猫の寛吉君が亡くなりました。ご依頼を受けご自宅に伺うと奥様とお嬢様がお待ちでした。寛吉君は小顔のスラリとしたイケメン アビシニアン。寝顔にもどこか品があります。18年間、こちらのお家の子供となり愛され過ごしてきた余裕すら感じさせます。

 

奥様にはお拭き清めのお手伝いをしていただきました。お嬢様は最初、躊躇っておられましたが、お母様に促されるまま優しく撫で清めてくださいました。お拭き清めはご家族様と愛するペットちゃんとの最後のコンタクト。ペットちゃんが天国へと持っていけるご家族様との絆、忘れることのない思い出のプレゼント。お嬢様。お辛いけれども是非、勇気を出して。

 

寛ちゃんはお嬢様より4つ年上。寛ちゃんは仔猫の時からお母様に常にべったりで、幼いお嬢様といつもお母様の取り合いをしていたとか。寛ちゃんにとってお嬢様はある意味ライバルのような存在だったみたい。

 

そして 気になるのがお家の中を歩き回っているワンちゃん、ハナという名のミニチュアダックスフント。寛ちゃんの異変に気付いているのかいないのか落ち着かない様子。お座布団の下に潜ってみたり、寛ちゃんのお顔を覗いてみたり。 天真爛漫な性格のよう。

 

ハナちゃんよ。君も寛ちゃんのライバルだったのかい?お母様とお嬢様の寂しさを少しでも日々癒してあげてほしいな。それが君のこれからの役目かも知れないね。

 

私どものそんな思いもどこ吹く風のハナちゃん。寛ちゃんまで呆れているような・・・ いや、ハナちゃんはそのハナちゃんらしいキャラでやってゆくのかも。寛ちゃん。心配だろうけど、どうか空から見守ってあげててね。

 

 

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