御年23歳になる猫のクロおばあちゃんが亡くなりました。子猫の時にご依頼主様の元に貰われてきたので、実際は23歳以上になるかもしれないとのことでした。猫年齢ではまさに大往生といってよいと思います。飼い主様はご家族でご商売をされておられる方で、お店に併設されているご自宅は多くの人や車が行き交う街なかにあり、周辺にはお火葬に適した場所はなく、少し離れた郊外に出向くことになりました。北陸の冬場には珍しくこの日の金沢は好天に恵まれました。お火葬に立ち会ってくれた家族に感謝するクロちゃんの気持ちに神様が応えてくれたのかもしれません。
クロちゃん、ゆっくりお休みください。想像するに、クロちゃんはお店の看板むすめとしてこの長きにわたりお客様に愛を振りまいていたのではないでしょうか。また、常にお客様にお気を遣われてばかりのご家族様にとってはクロちゃんこそが何よりの心の安らぎだったのだろうと思います。
お店の招き猫としてこれからもクロちゃんはご家族様の、お客様の心の中で生き続けていくことでしょう。ほんとうにお疲れさま。