お仕事日録

ポメラニアンのメイちゃんが気づかせてくれたこと

ポメラニアンのメイちゃんが亡くなりました。メイちゃんはクッシング症候群という病気を患っていました。クッシング症候群とは腎臓のそばにある副腎から「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌されることで健康を害する状態を言います。14歳という年齢を考えれば、病いに打ち勝つにはすでに体力的にも限界だったのかもしれません。それでもメイちゃんはインシュリン注射に耐え続け本当によく頑張りました。

 

ご家族様は棺の中のメイちゃんに花を手向けられ、弊社スタッフがそのお手伝いさせていただいていると、部屋の奥から元気なダックスフントちゃんが出てきてスタッフの膝の上に乗りました。なんと人懐っこい子なのでしょう。名前はハナ。ハナちゃんの愛らしい姿に皆の心が救われました。メイちゃんをお預かりしマンション出ると土砂降りの雨は小雨に変わっていました。

 

 

 

実を言うと、こちらのマンションに到着した時は、それはもう 滝のような土砂降りの雨でした。それに加えて近くの有料パーキングを周回するも探せど探せど見つからない空きスペースに私どもはかなり焦っていました。ご指定いただいたお時間に間に合わない‥ とうとう堪りかねた私どもは、いけないとは知りつつも マンション裏の駐禁路に泣く泣く駐車し、飼い主様のご自宅のある最上階へと向かったのです。

 

お部屋に伺うやいなや飼い主様からすぐに車に戻るよう促されたのです。後にお聞きするに、この辺りは常に県警から委託された駐禁の取り締まり業者さんが巡回しているとのこと。確かに業者さんとってはこの周辺は間違いなく入れ食いスポットなのだと私も思いました。飼い主様はよくご存じで、私どもを心配してお部屋のベランダから路上の様子を見ていて下さっていたのです。

 

私は慌てて地上に降りると、既にそれらしい車両が車の後ろにピタリとくっ付いて停車していました。すぐさま私は土砂降りを物ともせず車に乗り込み走り出しました。車にはステッカーらしきものが貼られている形跡がないことを確かめると再びマンションの区画をぐるりと周回。しかしながらやはりどこにも空きは見当たらず、結局、裏の駐車場の前で待機することにしました。その後 しばらくしてようやく1台分のスペースが空いたので、すぐその場所を確保したのでした。

 

こうして何とか車を停めることが出来た私はご依頼者様宅に急いで戻り、あらためてご葬送させていただいたのです。ネットで調べてみると、委託業者さんと言えども ステッカーを張られた後では私たちがどう言い訳しても聞き入れてもらえることはないとのこと。  ー まさに間一髪  -

 

あの時、どうにか間に合ったのは、多分に空の上のメイちゃんが私達に運を授けてくれたのだと今は思っています。ちょっとだけならいいだろうという気のゆるみ。。それが延いては飼い主様に要らぬ気を使わせてしまったこと、大変申し訳なく思います。メイちゃん、ご家族様に感謝です。助かりました。有難うございました。そして、メイちゃんは私たちに運を授けてくれたばかりでなく今後も続くお仕事に対しての気構えを教え気付かせてくれたのではないか、、私にはそう思えるのです。