お仕事日録

靴下を履いた猫 ソックスちゃんが旅立ちました

名前の由来は足が真っ白で靴下を履いているようだったから。

 

保護猫だったソックスちゃんは生まれて間もなく動物病院で預かりの身となり、その後、今のご主人に貰われ今日までご主人とそのご家族とともに暮らしてまいりました。その2年後、ご主人一家は温暖な気候の高知からここ金沢に引っ越されます。ソックスちゃんはご家族に大変可愛がられ周囲の方々にもとても愛想のよい人懐っこい男の子でした。あの引っ越しの日から14年余、お外への探検が大好きだった好奇心旺盛のソックスちゃんは、今は出歩くことも殆どなくなりご主人の帰りをお家で待つ日々が続いていたのでした。

 

昨夜、19時過ぎ、ご主人がご帰宅された時にはソックスちゃんはいつもいる1階にはいませんでした。不審に思ったご主人はソックスちゃんを探します。2階にいるのでは、と、階段を上がり寝室に入ると、ご主人のベッド近くでソックスちゃんは横たわっておりました。驚いたご主人はすぐさま心臓の鼓動を確認いたします。息をしている様子はありません。残念なことにソックスちゃんはすでに天国へと旅立った後でした。その時のソックスちゃんの体にはまだ温もりが残っていた、とご主人。ご主人を探して2階に上がり とうとう見つけられずに息絶えるソックスちゃん。その姿を想像するにつけ、いたたまれないほどの切なさが込み上げてまいります。ご主人がポツリ仰います。一昨日、外に冒険に出たのが悪かったのかな、、と。 ソックスちゃんは一昨日、出歩くことを止めて久しいなかにあってその日に限ってお外へと冒険に出かけたらしいのです。

 

それにしても何の病気の兆候も見られず ピンピンしていたのにどうして・・・ ソックスちゃんの身に何があったのでしょうか。原因が掴めないままの突然死。ご主人、そしてご家族様のお気持ち、如何ばかりかとお察し申し上げます。突然のお別れほど辛いものはありません。

 

でも、敢えて言わせていただくなら、ソックスちゃんは本当に幸せだったと思います。それはソックスちゃんが一番分かっているのではないでしょうか。そうだよね、ソックスちゃん。どうぞ神様の身許で安らかにお眠りください。