お仕事日録

ミニチュアダックスフント、桜の花道を逝ったあずき君の旅立ち

ミニチュアダックスフントのあずき君が亡くなりました。

 

赤茶色の毛並みが綺麗で、ハンサムなお顔立ちのあずき君、2日前に具合が悪くなり、病院に行くと肺炎と診断されました。病院で処置してもらい回復に向かい、一旦は元気を取り戻したかに見えましたが、次の日、ご家族が外出しておられる間に再び具合を悪くし、その日の夜、お父様が看取られ天国へと旅立ちました。16歳と高齢のあずき君ではありましたが、回復を信じて疑わなかったご家族様には突然のお別れとなってしまいました。16歳という年齢は人ならば高校生にもなるお歳。これまでずっと一緒に過ごしてきたその年月を考えてもご家族様のご心情は語らずとも察して余りあるものと存じます。

 

ご家族の皆様が揃われてのご葬儀がご自宅でとり行われました。飼い主様ご夫妻とご子息様、お嬢様は棺に眠るあずき君に可愛いお花を供されました。本当に頑張って長生きしてくれたあずき君を労うご家族様。ご出棺の際、玄関先には何処からともなく桜の花びらがひらひら舞い落ちてきます。お父様は「あずきの最後の花道を飾ってくれた」とぽつりと仰いました。

 

 

お火葬はご自宅の駐車スペースでとり行いました。皆に見守られる中、慣れ親しんだお家で旅立つことが出来て本当に良かったね。入院中のお母様も一時帰宅でお別れに来てくれたし、この後、ご家族の皆でお骨も拾ってくれるんだよ。最後まで幸せだったね、あずき君。これからはご家族様を天国から見守っていてね。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。ご家族皆のお気持ちを胸に抱いて旅立ったあずき君の旅立ちでありました。