お仕事日録

白柴のポチちゃんが旅立ちました。

柴犬の女の子、ポチちゃんが旅立ちました。18歳と5日の生涯でした。

 

ポチちゃんの飼い主様に私どもを紹介してくださったのは、3年前にご縁をいただいたウエストハイランドホワイトテリアのサンタ君、享年13歳のお父様でした。サンタ君のお父様とポチちゃんのお母様はワンちゃんがご縁で繋がったお友達でした。この度のご葬送もサンタ君のお父様から最初にお電話をいただき、ポチちゃんのご家族様のお宅にお邪魔し、お通夜の前に「お拭き清め」に上がらせていただきました。その日のお通夜はご導師様がお勤めになられ、ご家族様はじめサンタ君のお父様、ご近所の方々などもご参列されたようです。

 

 

翌日。ここは金沢市内を眼下に見下ろす公園です。棺かごに眠るポチちゃんもお母様とお嬢様と一緒にサンタ君のお父様のお車でこられました。最後のお別れがここでとり行われるのです。昨晩 夜を通してお別れを惜しんだはずなのに いざここに来てしまえばなかなかその覚悟できないものです。それでも皆様、最後は心をお決めになり今生のお別れをなされました。ポチちゃんの胸元にはお母様から渡された小さな封筒、その中には三途の川を無事に渡るためのお金が入っています。こうして ポチちゃんは梅雨の空の下 ご家族様に見守られる中、天へと召されていきました。ご家族様にはこの後、ご焼骨が終わるまでご自宅で待機していただき、ご焼骨が終わり次第ご連絡申し上げることにさせていただきました。

 

 

お火葬が終わり、ご家族様とサンタ君のお父様には再度、こちらの公園に足をお運びいただきました。ご家族様にはお骨を確認していただき、炉前でお骨の部位についてのご説明もさせていただきました。これよりご家族様に手により「お骨上げ」がとり行われます。お天気はすっかり持ち直しています。

 

生前のポチちゃんはとってもお転婆な性格だったようです。お母様は犬歯を拾いながら、「この牙で何度咬まれたことか。。」と寂しそうに呟かれました。ポチちゃんは持ち前の勝気さで梅雨雲を払いのけ、天から手向けられた公園いっぱいの紫陽花をお供え花に誇り高く旅立ったのです。

 

コルネーム、ポチ。血統書名、幸(ゆき)。ご家族様にそして多くの方に愛された幸多き犬生を生き抜いたポチちゃんでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。