チワワとプードルのミックス犬、のあちゃんが旅立ちました。
のあちゃんはアプリコット色の小さくて可愛い14歳の女の子。ここ暫く心臓を悪くし 酸素ボックスに入っていましたが、夏の暑さが和らぎだした9月の半ば、とうとう永遠の眠りに着きました。
ほんの2,3日前までは普段と変わらず過ごしていたのに。ママさまは悔しさを滲ませながらのあちゃんの体にお顔を埋めます。のあちゃんのお見送りに急遽、京都から帰省されたご子息もまたママさまのお隣で悲しみに耐えながら最後のお別れに臨まれました。お拭き清めにおかれてはご同席しておられる女性お三方にもお手伝いをしていただきました。
お火葬はご自宅の前です。ママさまはじめご子息、皆さまに見守られる中、のあちゃんは秋の夜空へとゆっくり昇っていきました。のあちゃん。これまでほんとうに有難う。あなたが側にいてくれたから頑張れました。
お火葬も終盤に差し掛かると先ほどお見送りにお立合いいただいたお三方のおひとりがご自宅から出て来られました。その方にお聞きしましたらママさまとお三方はご姉妹ではなくご友人とのことでした。のあちゃんはお三方にも大変可愛がられていたに違いありませんが、お三方はきっと悲しみに暮れるママさまに寄り添い、なんとか励まそうとご葬送にお立ち合いいただいたものとも思います。おそらくこれまでもママさまが辛い時には決まってこちらのご友人方が常にママさまの側に寄り添っておられたのではないでしょうか。羨ましいくらい素敵なお友達ですね。
のあちゃん。ママ、お兄ちゃんとのお別れは寂しいけれども、心優しいお友達がママの側にいるからママは必ずやこの悲しみを乗り越えてくれるはず。だからこれからは天上よりお二人を見守っていてくださいね。
お火葬が終わるとご子息は京都へと戻られました。ママさまのご友人のひとりがお車で駅まで送っていかれました。ご子息におかれてはお帰りのお時間ぎりぎりになってはしまいましたが、なんとか最後まで見届けてもらえて私どももほっとした次第です。まん丸の秋月が美しい夜の、チワプー、のあちゃんのご葬送でありました。
のあちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。